年末年始を含めて、連休中にどこかへ出かける人は少なくないと思います。どこかへ出かけると、写真を撮ったり動画や音楽を楽しんだりと、いつもよりも“活発”にスマホを使うという人も少なくないと思います。人によっては、出先でノートPCも使うというケースもあるでしょう。
いつも以上にスマホやノートPCを使うと、当たり前ですがバッテリーの消費も激しくなります。気が付いたら残り10数%、場合によっては数%となっていることもあるかもしれません。
そんな時、移動中にバッテリーを充電できないだろうかという考えがよぎると思います。最近は、鉄道車両(電車や気動車)、高速道路を走行する路線バス、や航空機など、充電用のコンセントやUSBポートを備える乗り物も増えました。ただ、全ての乗り物にコンセントやUSBコネクターが用意されているわけではありません。
この記事では、スマホやノートPCの充電に使えるコンセントを備える新幹線車両を紹介しつつ、知っておきたい“注意点”を解説します。出かける際の参考になれば幸いです。
最近の新幹線車両は、座席にコンセントが備わっていることも珍しくありません。しかし、いくつか気を付けないといけないこともあります。
まず大前提として全ての車種(車両)が「コンセント付き」とは限らないということです。詳しくは後述しますが、車種によっては製造時期で「コンセント付き」と「コンセントなし」が分かれることもあります。
一部の車種は、市販の時刻表やWebサイトで運用(スケジュール)が公開されています。それに従って“決め打ち”で予約/乗車できますが、何らかのトラブルで運用が変更されてしまうこともあるので注意が必要です。
コンセントが付いている車種でも、全ての座席に付いているとは限りません。大まかに分けると以下のパターンに分かれます。
窓側の壁に装備されているコンセントは、壁に面していない座席に座っている人でも空いていれば利用できます。ただし、座っている人の前に電源ケーブルをはわせることになることもあるため、可能な限り窓側の座席を確保することが望ましいです。
新幹線は架線から電気を取り込んで走行します。コンセントに供給される電気も、架線からの電気をもとに作られています。
架線の電気は変電所を介して供給されるのですが、受電する変電所を切り替える際に瞬間的に停電が発生します。また、高速で走行するがゆえにパンタグラフが架線から瞬間的に離れてしまうこともあります。
そのため、新幹線のコンセントは一瞬(場合によっては数秒)停電したり、電圧が変動したりすることがあります。その旨は、コンセントのそばにある案内表示にも記載されています。現在のスマホやノートPC用のACアダプター(充電アダプター)は複電圧/複周波数対応のものが一般的なので、そこまで気にする必要はないと思います。
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