東北・上越・北陸・北海道・山形・秋田新幹線では車両によってコンセントの装備状況が異なります。
東北新幹線と上越新幹線で運用される「E2系」は、コンセントを装備する編成と装備していない編成が混在しています。装備する編成の場合、普通車なら最前列/最後列の座席または窓際の壁に、グリーン車なら全座席にコンセントがあります。
コンセント付き車両の場合、普通車なら最前列/最後列または窓側の座席(※3)を確保できればコンセントを利用可能です。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
グリーン車は、どの座席も肘掛けにコンセントがあります。最後列でもケーブルの取り回しのことを考える必要はありません。
コンセントの有無の見分け方ですが、コンセント付き車両は「車両側面にある行き先表示装置がフルカラーかつ大きい」「車内の案内表示器がフルカラーかつ大きい」という特徴があります。しかし、コンセントのない車両と運用が共通なので、決め打ちで乗車することは困難です。
「コンセントがどうしてもほしい」という場合は、他の車両で運行される列車に乗車することをお勧めします。
(※3)「A席」または「E席」
東北新幹線と山形新幹線で運用される「E3系」も、コンセントを装備する編成と装備していない編成が混在しています。装備する編成の場合、普通車なら最前列/最後列の座席または窓際の壁に、グリーン車なら全座席にコンセントがあります。
コンセント付き車両の場合、普通車なら最前列/最後列または窓側の座席(※4)を確保できればコンセントを利用できます。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
グリーン車は、どの座席も肘掛けにコンセントがあります。最後列でもケーブルの取り回しのことを考える必要はありません。
コンセントの有無の判別ですが、コンセントのある車両は「E3系2000番台」と呼ばれ、付いていない車両(E3系1000番台)とは別の区分がなされています。2000番台の車両は「先頭車のヘッドランプがつり目状になっている」「車両側面にある行き先表示装置がフルカラーかつ大きい」「車内の案内表示器がフルカラーかつ大きい」という特徴があります。
なお、E3系はコンセント付き編成が多数派(全15編成中12編成)なので、確率的には「コンセント付き」である可能性が高いです。コンセントがなかったら運がなかったと……。
(※4)「A席」または「D席」
東北新幹線と北海道新幹線で運用される「E5系(JR東日本所属)」「H5系(JR北海道所属)」は、グリーン車とグランクラスなら全座席にコンセントがあります。普通車にもコンセントが付いているのですが、製造時期によって以下の通り状況が異なります。
2016年以降に新製されたE5系とH5系の普通車のコンセントの位置は以下の通りです。
E5系/H5系を使う列車はその旨が時刻表などに表記されますが、普通車の全座席にコンセントがあるかどうかは分かりません(※5)。「どうしてもコンセントが必要!」という場合は、最前列/最後列または窓側の座席(※6)を確保することをお勧めします。なお、2015年までに新製されたE5系の場合、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
グリーン車とグランクラスは、全編成共に肘掛けにコンセントがあります。最後列でもケーブルの取り回しのことを考える必要はありません。
(※5)厳密には、H5系を充当する列車は決まっているので「全座席にコンセント」は決め打ちできます(興味のある人は調べて見て下さい)。ただし、本数が非常に少なく、E5系が代走することもあるので「最前列/最後列または窓側の座席を確保する」とより確実です
(※6)「A席」または「E席」
東北新幹線と秋田新幹線で運用される「E6系」は、普通車なら最前列/最後列の座席または窓際の壁に、グリーン車なら全座席にコンセントがあります。
乗車する列車がE6系だと分かっている場合、普通車なら最前列/最後列または窓側の座席(※6)を確保できればコンセントを利用可能です(こまち号は確実にE6系です)。ただし、最後列席ではコンセントが“背後”に来るので、ケーブルの取り回しに気を付けましょう。
グリーン車は、どの座席も肘掛けにコンセントがあります。最後列でもケーブルの取り回しのことを考える必要はありません。
(※6)「A席」または「D席」
上越新幹線と北陸新幹線で運用される「E7系(JR東日本所属)」「W7系(JR西日本所属)」は、全車両の全座席にコンセントがあります。設置場所は、グリーン車とグランクラスは座席の肘掛け、普通車は以下の場所となります。
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