iPhoneを長く使っていると、サイトを開くときに遅くなったと思うことはありませんか? 今回は動作の遅さを解消するための1つの方法として、キャッシュを削除するやり方をご紹介します。
実はキャッシュのおかげで、私たちはすぐにサイトを開いて情報を見ることができます。このキャッシュとは、一度閉じたサイトを再度開いたときに、素早く情報を表示させるために一時的に記憶しておくデータのことです。しかし、ずっと保存しておく必要のないデータでキャッシュの蓄積を長期間放置してしまうと、iPhone内のストレージが圧迫されていきます。圧迫されたストレージはiPhoneの動作を重たくさせてしまうため、キャッシュを削除することで、動作を軽くすることができます。
キャッシュが特にたまりやすいのは、iPhoneのブラウザアプリ「Safari」です。Safari内にたまった閲覧したWebサイトの履歴や、最近の検索内容をデバイスから削除する方法はとても簡単です。「設定」から「Safari」の「履歴とWebサイトデータを消去」を選ぶと、「消去すると、履歴、Cookie、その他のブラウズデータが削除されます。」と表示され削除されます。
アプリも使い続けていくとキャッシュが蓄積されていきます。ただ、ブラウザとは違いアプリにはアプリ自体の設定から削除できるものとできないものがあります。例として今回はTwitterのキャッシュを削除します。
アプリ内でキャッシュを削除できないものは、アプリ自体を一度iPhoneから削除してしまうのも1つの方法です。例えばInstagramやYouTubeなどが該当します。これらのアプリのキャッシュは、一度iPhoneからアプリを削除し再ダウンロードすることでキャッシュが削除されます。また、再ダウンロードしたものはログインが必要なものもあるので、アカウントのIDやパスワードなど各アプリのログインに必要な情報は思い出しておきましょう。
ブラウザやアプリで部分的に削除する以外にも方法があります。iPhone内全てのキャッシュを削除してもいい場合は、iPhoneを再起動するか、iPhone自体のバックアップを取った後にiPhoneを初期化しましょう。特にiPhoneの初期化は、アプリのキャッシュを削除しても動作が重いままの場合、容量に余裕ができてキャッシュも整理されるため改善するかもしれません。ただ、この方法はキャッシュだけでなく、iPhoneに入っている他のデータも失う可能性もあるので、ある程度データの取り扱いに慣れていないとおすすめできません。
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