2022年は「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表して「0円廃止」が話題を集めた楽天モバイルですが、実際のところ、お得度はどれほどなのでしょうか。本記事では楽天モバイルをオススメできる人、できない人を解説します。
楽天モバイルはデータ通信が使い放題で月額3278円と安く、さらにRakuten Linkを使えば国内通話は無料でかけ放題です(一部対象外あり)。データ通信をたくさん使う方や、現在他社でかけ放題オプションを契約している方にオススメのキャリアです。
ただし、毎月のデータ使用量や求める通信品質によっては他社の方がオススメの場合もあります。
まず楽天モバイルをオススメできる人は、月のデータ使用量が20GB以上の方です。
下図の通り、楽天モバイルは月のデータ使用量に応じて料金が決まる従量課金制のプランです。データ使用量が3GB、20GBを超えると料金が上がり、20GB以上はどれだけ使っても月額3278円です。
データ使い放題で月額3278円は他社と比べても安いです。例えばドコモの無制限プラン「5Gギガホ プレミア」の通常料金は月額7315円と、楽天モバイルの倍以上です。家族割や光回線とのセット割を適用しても月額5115円なので楽天モバイルの方が安いですね。auやソフトバンクもほぼ同じです。
楽天モバイルとドコモ、au、ソフトバンクでは通信品質に差がありますが、これだけ安いなら我慢できるという方も多いでしょう。特にデータをたくさん使う学生や若年層の方ならメリットの方が大きいかもしれません。料金は安くしたいけどデータはたくさん使いたいという方は、迷わず楽天モバイルを検討しましょう。
通話が多い人も楽天モバイルがオススメです。特に現在他社でかけ放題オプションを契約している人は、楽天モバイルに乗り換えれば料金をさらに節約できます。
楽天モバイルを契約中の方は、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料でかけ放題です。楽天モバイル契約者同士の通話はもちろん、他キャリアのスマホや固定電話にかけても料金はかかりません(一部対象外の番号あり)。
楽天モバイルは月額1078円で国内通話かけ放題と3GBのデータ通信が使えます。他社でかけ放題オプションを契約するとオプション料金だけで月額1100円〜1890円かかるので、他社でかけ放題オプションを契約している方は楽天モバイルを追加で契約した方がお得です。
「かけ放題が無料なのは魅力的だけど、楽天モバイルはデータ通信の品質が不安……」という方は他社のSIMと楽天モバイルを併用するのもオススメです。楽天モバイルと他社のSIMを併用し、データ通信は他社、音声通話は楽天モバイルに設定すれば、今のデータ通信品質を維持したまま、通話はかけ放題にできます。最近発売されたスマホの多くは2枚のSIMやeSIMが同時に使える「デュアルSIM」に対応しており、iPhoneもiPhone XS、iPhone XR以降の機種なら全てnanoSIMとeSIMが併用できます。
なお筆者もRakuten Linkをたまに使っていますが、「音声が聞き取りづらい」「途中で切れた」といったトラブルに遭遇したことはなく、問題なく使えています。不安な方は一度お試しで使ってみるのもよいでしょう。
楽天モバイルは楽天市場でよく買い物をする人にもオススメです。楽天モバイルを契約しているだけで楽天市場で買い物した際のポイント還元率が最大+3倍になります。
楽天モバイルの最低維持費は月額1078円なので、ダイヤモンド会員の方が毎月約3万6000円以上買い物すれば、楽天モバイルを契約しているだけで元が取れる計算になります。もちろん月にそれほど買い物しない方でも、たまに利用するだけで十分お得です。筆者も楽天市場でよく買い物をするため、高額のポイント還元を受けています。
他にも楽天モバイルには「海外でも2GBまで無料でデータ通信できる」「最新のiPhoneが安く買える」「楽天マガジン、楽天ミュージック、NBA Rakutenなどのコンテンツがお得に使える」などのメリットもあります。楽天モバイル公式サイトで常時実施しているキャンペーンも豪華なので、契約前には必ず公式サイトを確認してください。
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