今日から始めるモバイル決済

モバイルPASMOのチャージや定期券購入で「ダイナースクラブカード」を利用可能に 3月18日からは定期券の購入範囲も拡大

» 2023年03月15日 06時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 パスモは3月14日、「モバイルPASMO」「Apple PayのPASMO」(以下まとめて「モバイルPASMO」)において登録できるクレジットカードに「ダイナースクラブ(Diners Club)カード」を追加した。これにより、ダイナースクラブカードを使った残高チャージや定期券購入が可能となる。

 なお、登録するダイナースクラブカードは、事前に「Diners Club ProtectBuy」(3Dセキュア)を有効化しておく必要がある(参考リンク)。

Diners Club 「モバイルPASMO」「Apple PayのPASMO」のオンラインチャージや定期券購入をする際にダイナースクラブカードを支払い方法として選べるようになった
告知 モバイルPASMOアプリでは3月8日からダイナースクラブカードへの対応を予告していた

「モバイルPASMO定期券」を購入できる事業者が拡大

おことわり

 新しく発売される定期券の前売りは行われません。発売日時になったら購入(または取り込み)できるようになります。


 3月18日5時から、以下の鉄道/バス事業者においてモバイルPASMO定期券を購入できるようになる。新しく加わる事業者が発行したPASMO定期券も、同日からモバイルPASMOへの取り込みに対応する。

  • 鉄道定期券
    • 関東鉄道(通勤/通学)
  • バス定期券
    • 京浜急行バス
    • ちばグリーンバス

 また、以下のバス事業者では、12カ月間有効な「通学年度定期券」を購入できるようになる。

  • 京王バス(3月18日5時から発売)
    • モバイルPASMO限定販売(※1)
  • 関東バス(3月18日5時から発売)
    • 全線通学年度定期券のみ販売(区間通学年度定期券は販売しない
  • 西東京バス(3月25日5時から発売
    • 普通運賃が190〜370円となる区間の金額式通学年度定期券を販売(※2)

(※1)カードタイプのPASMO/SuicaやモバイルSuicaでは購入できない
(※2)380円以上の区間についてはカードタイプのPASMO/SuicaとモバイルSuicaに対して窓口で販売(Suicaは持参人式の「My Suica」のみ)

新線/新駅開業に伴う新しい定期券の発売

 3月18日5時から、以下の新路線または新駅に関連するモバイルPASMOの鉄道定期券を購入できるようになる。

  • 東急新横浜線(日吉〜新横浜間、※3)
  • 相鉄新横浜線(延伸区間:羽沢横浜国大〜新横浜間)
  • JR京葉線(新駅:幕張豊砂駅)

(※3)東急新横浜線の日吉〜新綱島間を含む定期券は、(東急)東横線の綱島駅でも乗降可能。逆に、東横線の日吉〜綱島間を含む定期券は東急新横浜線の新綱島駅でも乗降可能

 上記に伴い、一部の鉄道事業者では連絡定期券(他社線を着駅とする定期券)において購入できる区間が拡大される。詳しくは、モバイルPASMO定期券を購入する鉄道事業者に問い合わせてほしい。

 なお、以下のいずれかの理由でモバイルPASMOの鉄道定期券を“買い直す”場合、期間限定で現在使っている定期券を日割かつ無料で払い戻せる。

  • 定期券の経路を新路線経由に変更する
  • 定期券の着駅を京葉線の「新習志野駅」または「海浜幕張駅」から「幕張豊砂駅」に変更する
  • 定期券をJR東日本が新発売する「オフピーク定期券」に買い換える場合(※4)

(※4)オフピーク定期券はSuicaカードまたはモバイルSuicaでのみ購入可能(磁気定期券やPASMO/モバイルPASMOには発売できない

 購入と払い戻しの期間や手順は、「現在使っている定期券」と「これから購入する定期券」の組み合わせによって異なる。詳細は、パスモのWebサイトで確認してほしい。

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