西日本旅客鉄道(JR西日本)は3月22日、モバイルICカードサービス「モバイルICOCA for Android」のサービスを開始する。利用には、Android 10以降を搭載するおサイフケータイ(モバイルFeliCa)対応スマートフォンと、最新の「おサイフケータイアプリ」、モバイルICOCAアプリが必要となる。
【更新:17時10分/23時45分】記事の一部に追記を行いました
モバイルICOCAを使ってできることは以下の通りで、先行してサービスを提供している「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」とおおむね同様だ。
先述の通り、モバイルICOCAはAndroid 10以降を搭載するおサイフケータイ対応スマホで利用できる(※1)。一部機種では複数枚のモバイルICOCAを発行することもも可能だ。詳細はサービス開始時までに案内するとのことだが、モバイルSuicaの対応機種とおおむね同様であると思われる。
なお、モバイルICOCAの新規発行時は最低1000円のクレジットカードによるチャージが必要となる(定期券の購入と同時に新規発行する場合を除く)。
(※1)原則としてプリインストールしているバージョンを基準とする(バージョンアップでAndroid 10以降になった端末は、機種により対応の可否が分かれる)
モバイルICOCAアプリでは、「JR西日本のICOCAエリアで完結する定期券」と「ICOCAで購入できるJR西日本と私鉄/地下鉄の連絡定期券」を購入できる。ただし、以下の定期券の購入には対応しない。
上記の定期券は、一部を除きカード式のICOCAには発売できる。どうしても必要な場合は、カード式のICOCAを入手した上で(※2)、駅の窓口などで定期券情報を追加するようにしよう。
(※2)定期券情報の追加に非対応、または一定の制限があるICOCAもある
なお、モバイルICOCAはカード式のICOCA/ICOCA定期券からのデータ移行には対応しない。既に使っているICOCA定期券から移行する場合は、有効期限が終わり次第、改めてモバイルICOCAアプリで購入することを推奨する。
また、4月1日からICOCAエリアに加わる区間/駅を含む定期券と、九州旅客鉄道(JR九州)のSUGOCAエリアとまたがる定期券については、4月1日以降に購入できる(前売りはしない)。
モバイルICOCA for Androidのサービス開始を記念して、JR西日本は3月22日から以下のキャンペーンを開催する。詳細な条件は、モバイルICOCAのWebサイトで案内される予定だ。
4月1日以降に利用を開始する定期券をモバイルICOCAで購入すると、購入金額の2%分のWESTERポイントを付与する。
4月30日までにモバイルICOCAで5回買い物をすると、500ポイントのWESTERポイントをプレゼントする(交通利用はカウントされない)。
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