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「モバイルSuica」に新機能 おトクなきっぷを利用可能に(条件あり)通学定期券の証明書提出もスマートに

» 2022年01月27日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は1月27日、「モバイルSuica」に2つの新機能を追加することを発表した。モバイルSuicaで通学定期券を購入する際に必要な手続きをオンラインで行えるようにする他、Suicaで利用できる「おトクなきっぷ(企画乗車券)」をモバイルSuicaでも利用できるようにする。

【更新:1月28日11時45分】一部の表現をより分かりやすく改めました

通学定期券の購入手続きのオンライン対応(2月13日から)

 モバイルSuicaでは、「通勤定期券」と大学生/専門学校生用の「通学定期券」を購入できる。ただし、通学定期券を新規購入、または新年度(毎年4月以降)に入ってから継続購入する場合、学校が発行する「通学証明書」をサポートセンターに郵送しなければならない。

 2月13日からは、通学証明書を画像ファイルのアップロードで送付できるようにする。リリースに添付された画像を見る限りは、新規購入時は会員メニューサイト(Web)で通学証明書の画像を、継続購入時はスマートフォンアプリ(※1)で学生証の写真をアップロードすることで証明書の郵送に代えられるようにする方針のようだ。

 手続き方法の詳細は、2月13日のサービス開始までに案内される見通しとなっている。

(※1)Androidスマートフォンの「モバイルSuicaアプリ」、iPhone(iOS)の「Suicaアプリ」

新規購入 新規購入時に通学証明書をアップロードするWebフォームのイメージ
更新購入 新年度の初回更新時に学生証をアップロードするアプリ画面のイメージ

おトクなきっぷの購入/利用(3月12日から)

 JR東日本では、一部のおトクなきっぷを磁気券(通常のきっぷ)に加えて手持ちのSuicaカードでも利用できるようにしている。

 3月12日からは、Suicaカードに加えてモバイルSuicaでも対象のおトクなきっぷを利用できるようになる。モバイルSuicaで利用する際は、スマートフォンアプリ(※1)を操作して希望するおトクなきっぷを購入することになる。代金は会員情報とひも付けたクレジットカード、または「Google Pay」「Apple Pay」に登録したクレジットカードで支払う。

 購入したきっぷのデータはその場で書き込まれるので、券売機などに並ぶ必要もなくなる。

きっぷ購入 アプリでおトクなきっぷを購入するイメージ

おトクなきっぷをSuicaカード/モバイルSuicaで利用する際の注意点

 Suicaカード(地域連携ICカードを含む)やモバイルSuicaでおトクなきっぷを利用する場合、きっぷのデータは定期券の情報を記録する領域に書き込まれます。そのため、有効な定期券情報が記録されているSuicaカードやモバイルSuicaではおトクなきっぷを利用できません(有効期限の切れたものは利用可能です)。

 また、以下に示すSuicaカードでもおトクなきっぷを利用できません。

  • 定期券情報を記録できないSuica
    • 各種「記念Suica」
    • Suicaイオカード(新規発行は停止済み)
    • 定期券を搭載できないSuica付きビューカード(カード裏面に定期券情報の印字領域がない)
    • ゆうちょICキャッシュカードSuica
    • りんかいSuica(東京臨海高速鉄道が発売するSuicaカード)
    • モノレールSuica(東京モノレールが発売するSuicaカード)
  • 他の「交通系ICカード」(※2)

(※2)「東京フリーきっぷ」は、東京地下鉄(東京メトロ)または東京都交通局(都営地下鉄/日暮里・舎人ライナー)の自動券売機において「PASMO」に対して発売します。ただし、有効な定期券情報のあるPASMO、モバイルPASMOやSuicaを含む他の交通系ICカードには発売できません


 モバイルSuicaで購入できるおトクなきっぷは以下の通り。なお、モバイルSuicaでは小児用のきっぷは購入できない

のんびりホリデーSuicaパス(2670円/1日)

 「のんびりホリデーSuicaパス」は、フリーエリア内のJR東日本の在来線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京モノレール羽田空港線が乗り放題になるSuica専用の1日乗車券で、別途特急券を購入すれば特急列車にも乗車可能だ(※3)。

 利用できるのは土休日の他、4月29日〜5月5日、7月20日〜8月31日、12月29日〜1月3日の各期間の毎日で、料金は2670円となる。

(※3)新幹線は一切利用できません

範囲 のんびりホリデーSuicaパスのフリーエリア

都区内パス(760円/1日)

 「都区内パス」は、東京都区内にあるJR東日本の在来線の全駅で乗り降り自由な1日乗車券で、別途特急券を購入すれば特急列車にも乗車可能だ(※3)。

 毎日利用可能で、料金は760円となる。

範囲 都区内パスのフリーエリア
見分け方 東京都区内に指定されている(都区内パスで乗り降り自由な)駅は、駅名標の右上に「区」という記号が入っている

東京フリーきっぷ(1600円/1日)

 「東京フリーきっぷ」は、JR東日本、東京メトロと東京都交通局が共同で発売している1日乗車券で、毎日利用できる。料金は1600円だ。

 乗り降り自由なエリアは以下の通り。

  • JR東日本
    • 東京都区内の各駅(特急券を購入すれば特急列車も乗車可)(※3)
  • 東京メトロ
    • 全線
  • 東京都交通局
    • 都営地下鉄の全線
    • 日暮里・舎人ライナー
    • 東京さくらトラム(都電荒川線)
    • 都営バス全系統(東京23区内/多摩地域)(※4)

(※4)「江東01」系統(江東区のコミュニティバス「しおかぜ」)は対象外です。深夜バスに乗車する場合は、通常運賃との差額(210円)を別途支払う必要があります

範囲 東京フリーきっぷのフリーエリア(多摩地区の都営バスを除く)。都営バスの深夜バスは、運賃の差額を支払うことで乗車できる

ヨコハマ・みなとみらいパス(530円/1日)

 「ヨコハマ・みなとみらいパス」は、JR東日本と横浜高速鉄道が共同で発売している1日乗車券で、毎日利用できる。料金は530円だ。

 乗り降り自由なエリアは以下の通り。

  • JR東日本
    • 根岸線(横浜〜新杉田間)
  • 横浜高速鉄道
    • みなとみらい線(横浜〜元町・中華街間)
範囲 ヨコハマ・みなとみらいパスのフリーエリア

2月13日以降はアプリのバージョンアップが必須に

 今回の新機能に対応するためのメンテナンス作業を目的として、2月13日0時から7時まで、モバイルSuicaのサービスが休止される。改札や店頭での利用、チャージ機などでの現金チャージはこの時間帯も問題なく行えるが、オンライン手続き(オンラインチャージ、定期券の購入など)は一切行えなくなるので注意しよう。

 なお、このメンテナンスが終了した後、Androidスマホ向けの「モバイルSuicaアプリ」とiPhone(iOS)向けの「Suicaアプリ」は新バージョンに更新しない限り利用できなくなる。両アプリを利用しているユーザーは、2月13日以降にアプリのバージョンアップを忘れずに行おう。

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