ドイツの家電量販店を訪問したところ、日本やアジアでは見かけないスマートフォンを見つけました。Gigasetの「GX4」というモデルです。Gigasetはもともとシーメンスのコードレス電話などを展開していた部門が独立した会社で、欧州向けにスマートフォンをいくつか販売しています。
プロセッサはMediaTekのHelio G99のようで、4Gモデルとしては高スペック。画面サイズは6.1型、カメラは4800万画素+800万画素超広角。カメラの周りをオレンジ色のリングが加工デザインはタフモデルながらいいデザインです。そのリングの内側に白いLEDライトがリング状に配置されており、ポートレート撮影時など被写体の人の目にホワイトリングを写すこともできるようです。
本体はMIL-STD-810H準拠にIP68の防水・防塵(じん)対応です。背面をよく見ると、滑り止め加工が施されています。またモデル名の下には「Made in Germany」の文字も。このGX4はドイツで作られているわけです。なお背面には名前などの文字入れを行ってくれるサービスもあります。
本体サイズは80(幅)×160.9(高さ)×12.2mm(奥行き)、270g。重量はさすがに重いものの、厚みはそれほどではありません。ブラック&オレンジの配色は側面にも施されており、いいコントラストなデザインになっているといえます。なお、バッテリーは5000mAhで33W充電に対応、背面カバーを外してバッテリー交換が可能、SIMスロットはバッテリーの下に隠されています。
底面には3.5mmヘッドフォン端子も備えます。また右下にはストラップホールがあるのもうれしい仕様。タフボディーな製品とはいえ、何度も落下させてしまうのはちょっと心配なので、ストラップをつけて使いたいところでしょう。
カメラはごくごく一般的なUI(ユーザーインタフェース)。メインが5000万画素なので日常的なスナップ撮影なら十分カバーできますし、夜景モードでの暗所撮影もカバーできます。価格は349ユーロ(約5万5000円)。ややニッチなモデルですが、しっかりしたメーカーのタフネス製品として一定の需要はありそうです。
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