モトローラのタフネススマホ「Defy(2021)」は非対称ボディーがカッコいい山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2022年06月29日 12時01分 公開
[山根康宏ITmedia]

 タフネス系のスマートフォンは専業メーカーが数社ありますが、大手メーカーもいくつか製品を出しています。モトローラも過去にはB2B向けのタフモデルを出したことがありますが、「Defy(2021)」は、コンシューマー向けに2020年ころに展開していたタフボディーモデル「Defy」を2021年に復活させた製品です。

Defy モトローラのタフボディースマホ「Defy(2021)」

 正面から見ると左下側のみが直角なデザインで、左右は非対称になっています。ディスプレイは6.5型(720×1600ピクセル)、プロセッサにSnapdragon 662を採用するミドルレンジモデルです。タフモデルらしくディスプレイはGorilla Glass Victusを採用し、かなり強固なモデルになっています。

Defy 6.5型ディスプレイはGorilla Glass Victusでカバーされる

 本体の作りはしっかりしており、背面はスリットを入れて滑り止めとしています。しかしデザインはやぼったくなくスタイリッシュではないでしょうか。ケースに入れて使うモデルではなく、このままラフに扱うのが似合うでしょう。IP68の防水・防塵(じん)、MIL-STD-810Hに対応し、1.8メートルの高さから落下させても破損しないとのこと。

Defy タフなボディーをスタイリッシュなデザインにまとめた

 左下角の部分はストラップホールになっており、首や手首から落さないようにしっかりと保持できます。DUST-WATER-DROP PROOFの文字の彫り込みもいい感じです。ショップ展示品で多少細かい傷がついていますが、これくらいは気にせず使うのがいいのです。

Defy 角の部分はしっかりしたストラップホールになっている

 本体サイズは78.2(幅)×169.8(高さ)×10.9(奥行き)mm、232g。タフモデルの割にはそれほど重くはなく、厚みも極力抑えています。

Defy 左側面を見る。10.9mm厚でカメラ部分の出っ張りはない

 カメラは4800万画素+200万画素マクロ+200万画素深度測定とベーシック。ラフに扱えるのでアウトドアや現場用ではなく、日常的に使うのも悪くないかもしれません。

Defy 右側面の下には認証関連の印刷。いかにも産業向けといったデザイン

 発売は2021年9月で、価格は329ユーロ(約4万6000円)ですが、2022年6月にドイツの家電量販店を訪れたところ、250ユーロ(約3万5000円)でした。4Gスマートフォンのミドルレンジとして悪くない価格です。

Defy 本体を下部からみる。3万円台なら悪くない

 本体上部には3.5mmヘッドフォン端子もあります。ニッチなモデルのように見えますが、デザインもいいことから一般ユーザーにも受けそう。日本で出せば2台目需要などとして人気が出るかもしれません。他のメーカーも含め、この手のタフモデルをぜひラインアップに入れてほしいものです。

Defy 上部にはヘッドフォン端子がある

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