モトローラの折りたたみ「razr 5G」とようやくご対面 初代モデルとの違いは?山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2021年02月26日 18時30分 公開
[山根康宏ITmedia]

 2020年は折りたたみスマートフォン豊作の年でした。しかもサムスンは第2世代の製品を投入。負けじとモトローラも2019年末に出した「motorola razr」を5Gに対応させた「motorola razr 5G」を発売しました。この流れは同じ縦折り式のサムスン「Galaxy Z Flip」「Galaxy Z Flip 5G」と同じです。

razr 5G モトローラの折りたたみスマートフォン第2弾「motorola razr 5G」

 motorola razr 5GはGalaxy Z Flip 5Gより全体が丸みを帯びた形状になっており、両者の雰囲気はだいぶ異なります。実は筆者は4Gモデルのmotorola razrを持っており、5Gモデルがどんなものか触ってみたかったのですが、海外展示会の中止が相次ぎイベント会場で見ることがなかなかできません。また高価なモデルでということもあって、筆者の居住する香港ではなかなか実機を触る機会がありませんでした。

 唯一実機が展示されていた某キャリアショップで本体を触っていると、「結構人気がありますよ」とのこと。香港では12990香港ドル、約17万4000円で売っていますが、このスタイルを好きな人も意外と多いのかもしれません。

 せっかくなら手持ちの4G版motorola razrと比べてみたいなと思ったのですが、このショップに展示されているものは盗難防止対策が取られており、外して単体で触ることはできないとのこと。ならばと単体で売っている店はないかとその後、1カ月以上も香港のお店を回ってみましたが見つからず。もしかしたら香港で実機に触れるのはこのお店しかないのかもしれません。

 ということで比較は改め、12月に初めて見かけたときの展示端末を今回はご紹介。本体の後ろに見える出っ張ったパーツは盗難防止のものです。正面から見るとカメラ部分の横にフォトライトを搭載したのが5G版の違いです。

razr 5G motorola razr 5Gのフロント面

 こちらは手持ちのmotorola razr(4G版)。カメラは単体。またフリップ部分=上ぶたの形状もちょっと異なります。

razr 5G motorola razrの初代4Gモデルのフロント面

 このフリップ部分に2.7型(600×800ピクセル)のタッチスクリーンを搭載しているのがGalaxy Z Flip 5Gとの大きな違い。ここから一部のアプリを起動して使うことができます。また閉じた状態でカメラを起動(本体を2回振って起動させるmoto experience機能を使う)させて、セルフィー時のプレビュー画面としても使えます。

razr 5G 閉じた状態でもある程度の操作ができる

 開けば、6.2型(876×2142ピクセル)のディスプレイが現れるのは、初代モデルと変わっていません。ディスプレイ上部にノッチがあるため表示エリアがやや狭くなってしまうものの、閉じれば片手にすっぽりと収まるコンパクトなモデルながら、開けばアスペクト比22:9のワイドサイズディスプレイを使えるのは縦折り式モデルの大きな魅力です。

razr 5G 開いた状態では6.2型となる

 ところで、本体を折り曲げていて、初代モデルとの違いを見つけました。初代のrazrはヒンジ部分を曲げるとディスプレイにしわが寄るように見えることもあり、強度の弱さを心配させました。しかしrazr 5Gではそのようなものは見えず、しっかりと折りたためます。ディスプレイの素材は同じかもしれませんが、改良が加えられているようです。

razr 5G ディスプレイの折り曲げ部分の強度が増したように感じた

 背面はよく見えないのですが、光沢感ある仕上げになっています。初代モデルは逆に滑り止め加工を兼ねた細かいドットを配置したデザインで、印象はかなり異なるようです。

razr 5G 背面。見にくいが表面は光沢感ある仕上げだ

 Galaxy Z Flipも初代と5Gモデルでは仕上げを変えています。初代は光沢の強い仕上げ、5Gモデルは逆にマットにしています。このあたりは両社ともに初代モデルのユーザーフィードバックを受け、5Gモデルに反映させたのでしょう。

razr 5G 初代モデルの背面仕上げは大きく異なる

 そういえば、初代モデルはeSIMのみ対応、この5GモデルはSIMトレイを備えnanoSIMが使えます。それに伴い販売国も増えています。しかし日本で販売されていないのはちょっと残念ですね。この美しい折りたたみギミックのスマートフォンを数量限定でもいいので、日本で出せないものでしょうか。

razr 5G 日本でこの美しい端末を発売してほしい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月12日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  4. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  5. コレがたったの3630円――初代PlayStationを模したケース、セブン-イレブンなどで7月6日発売 (2026年06月11日)
  6. 動画配信「ABEMA」の障害復旧 約4時間17分にわたり視聴できず SNSに悲鳴【訂正】 (2026年06月10日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  9. 【ワークマン】3900円の「コーデュラ ネストリュック」 取っ手のあるインナーバッグ付き (2026年06月11日)
  10. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー