コールセンターの運用保守業務を行うNTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員が、ユーザー情報を不正に持ち出し、第三者に流出させていたことが明らかになった。コールセンターはNTTマーケティングアクトProCXが利用しており、2社はいずれもNTT西日本の子会社。
不正に持ち出されたのは、NTTマーケティングアクトProCXにテレマーケティング業務を委託していた一部クライアントの情報だという。
元派遣社員は、システム管理者アカウントを悪用した上で、ユーザーデータが保管されているサーバへアアクセスし、ユーザー情報を不正に持ち出した。流出情報のうち、ユーザー数は約900万件、クライアント数は59件に上る。流出情報には、クライアントから預かったユーザーの氏名、住所、電話番号などが含まれる。
NTTマーケティングアクトProCXとNTTビジネスソリューションズは、新たに不正な情報持ち出しが起きないよう、テレマーケティング業務でシステム面と運用管理面から緊急対策を講じたという。
本件に関する問い合わせ先は以下の通り。
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