布だけどiPhone 15 Proを守ってくれる? ファブリックで覆われた「NUNO」ケースを試す

» 2023年11月23日 10時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

 「今年は小さい秋すら見つけられなかった」──そのような声が聞こえてくるほど、長く続いていたセ氏20度超えの日は突然終わりを迎え、11月10日以降は最高気温セ氏19度以下の寒い日が続いています。

 チタニウム素材フレームの触り心地の良さ、高い強度による安心感などがiPhone 15 Proにはありますが、手にしたときのひんやり感は気になるところ。できればiPhoneも衣替えしたいところです。

 そんなiPhone 15 Proユーザーに試してもらいたいのが、10月30日に発売されたトリニティ「NUNO」(ヌノ)ケースです。どんなケースでしょうか。

1枚の布ですっぽりカバー

 NUNOは、外側に環境に配慮したリサイクルファブリックを、ベースにポリカーボネートを使用したジャケットタイプのiPhone 15 Pro専用ケースです。価格は2980円(税込)。

iPhone 15 Pro専用ケース「NUNO」 iPhone 15 Pro専用ケース トリニティ「NUNO」

 なぜ「専用」なのかというと、iPhone 15 Proのカメラ部、ボタン部、内蔵マイクやスピーカーにピッタリ合うようにデザインされているからです。

 これまでのiPhoneやiPhone 15(無印)では、スライドして操作する着信/サイレントスイッチがあり、その部分のカバーは難しかったのですが、iPhone 15 Proでは押し込み式のアクションボタンを採用。そのおかげで全カバーを覆うことができ、なんとカメラレンズを除く保護率は99.2%になりました。

NUNOのカメラ周り カメラレンズを除くカメラ周辺をすっぽりカバー
NUNOのカメラ周り レンズ部よりわずかに高さがあるので、背面を下にしてデスクに置いても、レンズがデスクに当たることはありません
映り込みなし 計算されつくした高さのため、広角レンズでの撮影時でも、この写真から分かるように、ケースのフチが写り込むようなことはありませんでした
ボタン周り NUNOでは全てのボタンをカバーしています。押しづらいということは全くありませんでした
画面下側面 画面下部のマイクやスピーカーホールはピッタリとくり抜かれており、端子周りは余裕のあるサイズ
画面下側面 サードパーティー製ケーブルを挿しても干渉しません

 もう1つの驚きは、NUNOの布に継ぎ目がないことです。表側は1枚の布で構成されているのです。そのため、素手で握ったときやiPhoneを操作する際に、引っ掛かりなどの違和感を覚えることはありません。iPhoneを快適に使用することができます。

継ぎ目がない 継ぎ目の全くない一枚布

 なお、iPhone 15 Proのボディーと接する面はスエード調の生地となっており、優しい風合いです。しっかりホコリ類を払ってから装着すれば、大切なiPhoneを傷つけることはないでしょう。

スエード調の内側 内側はスエード調ファブリックを採用。iPhoneを優しく包みます

ファブリックの手触りでも高いMagSafe吸着率

 気になるMagSafe対応状況ですが、NUNOには強力なネオジムマグネット「N52」が内蔵されています。そのためケース未装着時と比べ、173%も吸着率が高くなっています。これなら薄型のMagSafe対応モバイルバッテリーやMagSafe対応車載ホルダー利用時にどちらかが落ちる心配はなさそうです。バッグの中でいつの間にかモバイルバッテリーが脱落して「あれれ、充電されていなかったよ」というトラブルも防げます。

高い吸着力 5000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーを逆さにしたり、振ったりしても落ちないような高い吸着力があります

 使うメリットの多いNUNOですが、カラバリはグレーのみ。どんなシーンにもマッチするのですが、温かみのあるピンクやオレンジ、ブラウンなどもあればアクセサリーとしても使いやすいのではないかと感じました。

全素材が布というわけでない 取り外しにはやや工夫が必要

 NUNOケースではありますが、もちろん全ての素材が布というわけではなく、ベースの素材にはポリカーボネートを採用しています。そのため、必要十分の保護性能は確保しています。ただ、柔軟性がないので取り外すときに工夫が必要だと感じました。背面で唯一、露出しているレンズ部を押し込み、ケースの角を押さえながら外すようにすればいいでしょう。

 手に持ったときにひんやりせず、ポリカーボネートの強靱(きょうじん)さを持ち、しかも外気温からの保護も期待できそうなNUNO。気温がどんどん下がるこれからの季節に備え、用意しておくのはいかがでしょうか。

冬に合う これからの季節にマッチしそう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年