「今年は小さい秋すら見つけられなかった」──そのような声が聞こえてくるほど、長く続いていたセ氏20度超えの日は突然終わりを迎え、11月10日以降は最高気温セ氏19度以下の寒い日が続いています。
チタニウム素材フレームの触り心地の良さ、高い強度による安心感などがiPhone 15 Proにはありますが、手にしたときのひんやり感は気になるところ。できればiPhoneも衣替えしたいところです。
そんなiPhone 15 Proユーザーに試してもらいたいのが、10月30日に発売されたトリニティ「NUNO」(ヌノ)ケースです。どんなケースでしょうか。
NUNOは、外側に環境に配慮したリサイクルファブリックを、ベースにポリカーボネートを使用したジャケットタイプのiPhone 15 Pro専用ケースです。価格は2980円(税込)。
なぜ「専用」なのかというと、iPhone 15 Proのカメラ部、ボタン部、内蔵マイクやスピーカーにピッタリ合うようにデザインされているからです。
これまでのiPhoneやiPhone 15(無印)では、スライドして操作する着信/サイレントスイッチがあり、その部分のカバーは難しかったのですが、iPhone 15 Proでは押し込み式のアクションボタンを採用。そのおかげで全カバーを覆うことができ、なんとカメラレンズを除く保護率は99.2%になりました。
もう1つの驚きは、NUNOの布に継ぎ目がないことです。表側は1枚の布で構成されているのです。そのため、素手で握ったときやiPhoneを操作する際に、引っ掛かりなどの違和感を覚えることはありません。iPhoneを快適に使用することができます。
なお、iPhone 15 Proのボディーと接する面はスエード調の生地となっており、優しい風合いです。しっかりホコリ類を払ってから装着すれば、大切なiPhoneを傷つけることはないでしょう。
気になるMagSafe対応状況ですが、NUNOには強力なネオジムマグネット「N52」が内蔵されています。そのためケース未装着時と比べ、173%も吸着率が高くなっています。これなら薄型のMagSafe対応モバイルバッテリーやMagSafe対応車載ホルダー利用時にどちらかが落ちる心配はなさそうです。バッグの中でいつの間にかモバイルバッテリーが脱落して「あれれ、充電されていなかったよ」というトラブルも防げます。
使うメリットの多いNUNOですが、カラバリはグレーのみ。どんなシーンにもマッチするのですが、温かみのあるピンクやオレンジ、ブラウンなどもあればアクセサリーとしても使いやすいのではないかと感じました。
NUNOケースではありますが、もちろん全ての素材が布というわけではなく、ベースの素材にはポリカーボネートを採用しています。そのため、必要十分の保護性能は確保しています。ただ、柔軟性がないので取り外すときに工夫が必要だと感じました。背面で唯一、露出しているレンズ部を押し込み、ケースの角を押さえながら外すようにすればいいでしょう。
手に持ったときにひんやりせず、ポリカーボネートの強靱(きょうじん)さを持ち、しかも外気温からの保護も期待できそうなNUNO。気温がどんどん下がるこれからの季節に備え、用意しておくのはいかがでしょうか。
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