楽天モバイルが「最強家族プログラム」を提供する理由 お得度は他社と比べてどれほど最強?(2/4 ページ)

» 2024年02月13日 22時28分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

現行のキャンペーンの“欠点”を補った最強家族プログラム

 楽天モバイルはこれまで、「楽天モバイルなら家族みんなでおトクに使える」というWebページで、他社(他のMNO)の家族割引より安い点をアピールしてきた。

 2月13日現在も開催されている「楽天モバイル紹介キャンペーン(第3弾)」では、楽天モバイルユーザーが家族を紹介すると、紹介した側に7000ポイント入り、紹介された側が初めてMNPで楽天モバイルに乗り換えると、1万3000ポイントを獲得可能。紹介された側が乗り換えずに楽天モバイルに加入しても6000ポイント入る。例えば、家族3人の場合なら紹介した側1人につき7000ポイント、された側がMNPで初めて楽天モバイルに移行した場合、1人につき1万3000ポイント入るため、合計で4万ポイントを獲得できる。

【訂正:2月14日10時25分】初出時、付与されるポイントの記述に誤りがありました。お詫びして訂正いたします

 一方で、これは終了日未定のキャンペーンとして開催されているものであり、条件を満たさなければポイントが入らないし、一時的な開催であるのも事実。楽天モバイルはこのキャンペーンの開催で新規契約を得られるが、そのユーザーがポイントをもらって楽天モバイルに加入したとしても、その後、長期的に使い続けるとは断言できない。

Rakuten 楽天モバイル 家族割引  最強家族プログラム いわゆる他社の家族割のようなサービスは、楽天モバイルにはなかったが、最強家族プログラムにより契約の継続が見込まれる

 最強家族プログラムの導入で解約抑止力が働けば、キャンペーンの効果を最大化できる。例えば、最初はキャンペーンを利用して加入してもらい、キャンペーン終了、またはポイント獲得後に最強家族プログラムに促せば、楽天モバイル離れの抑制になるだろう。いわば最強家族プログラムは、こうした現行のキャンペーンの欠点である「継続的に割り引かない」点を補った格好だ。ただ、最強家族プログラムのみの割引額は、決して大きくはないため、解約の完全抑止にはならないだろう。

 同社広報によると、2024年2月13日14時時点において楽天モバイル紹介キャンペーン(第3弾)の終了日は未定だが、楽天モバイル紹介キャンペーンは、最強家族プログラムの提供開始後も継続予定だという。最強家族プログラムの提供の狙いについて、同社広報はこう回答する。

 「楽天モバイルでは、もともとご家族に限らず低廉な料金プランを提供しておりましたが、最強家族プログラムを開始してご家族契約特典を強化し、契約検討時に当社にも家族特典というメリットがあることを認識していただくことで、お客さまの選択肢の1つになればという思いで開始しました。さらに、紹介キャンペーンを併用いただき、還元されたポイントを携帯料金のお支払いに充てていただくことで、ご家族みなさまでよりおトクに楽天モバイルをご利用いただければと思っております」

 河野氏も「他社ですと家族割というサービスがありますが、楽天モバイルには家族割に匹敵する明確なプログラムはなかったため、最強家族プログラムの導入を機にさらに知ってもらい、家族へすすめてもらいたい──そんな思いから最強家族プログラムの導入を決めました」と述べた。

Rakuten 楽天モバイル 家族割引  最強家族プログラム 楽天モバイルカラーのジャケットを着て登壇した常務執行役員兼CMOの河野奈保氏。最強家族プログラムの提供を決めた理由を語った

 実は、この最強家族プログラムだが、1月25日に都内で開催された楽天市場の出店者向けイベント「楽天新春カンファレンス2024」後のグループインタビューで、三木谷氏は「ファミリープランなどを付け加える」可能性を示唆していた。

 13日の会見でも三木谷氏は、「よく家族プランないの? と聞かれる」と発言。その問いに対して、三木谷氏は「(そもそもRakuten最強プランは他社の)家族プランより安い」と回答していたそうだが、「日本人にとって極めて重要である」(三木谷氏)ことから、最強家族プログラムの提供に踏み切ったとしている。

【訂正:2024年2月14日12時20分 初出時、「日本人にとって諦めて重要」としていましたが、正しくは「日本人にとって極めて重要」です。おわびして訂正いたします。】

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  3. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  4. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  5. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  6. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  7. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  10. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー