ZTEの最上位スマホ「nubia Z60 Ultra」を試す Snapdragon 8 Gen 3搭載で9万円台〜の実力は?(2/3 ページ)

» 2024年02月19日 10時00分 公開
[佐藤颯,ITmedia]

ZTEもカメラフォンを展開 35mm画角のメインカメラもさらに進化

 ZTEのnubia Zシリーズは近年「カメラ性能」を重視する商品を展開している。他社のフラグシップとハードウェア構成的に近いものとしつつ、価格を抑えた商品が多い。その中でも、ZTEは換算で35mm画角のメインカメラにこだわっている。一般的なスマートフォンが24mm前後とすることが多い中、この機種ではややズームした感覚で利用することになる。

 同社は一般的なスマートフォンは「広角より」だとし、35mm画角のカメラはこれらに比べてゆがみを抑えられるとした。この画角は人物撮影などに有効としている。確かにスマートフォンのカメラ画角は一般的なカメラの感覚で使用すると広角に当たり、俗に「標準」と呼ばれる画角ではない。他社との差別化という意味も含めて理にかなっている構成だ。

nubia Z60 Ultra カメラ部はメインカメラに赤いリングの意匠が特徴的だ

 35mmのメインカメラにはソニー製のIMX800というイメージセンサーを採用。F1.59と明るく1G6P(ガラス1枚、プラスチック6枚)構成の7枚のレンズが採用されている。超広角カメラは35mm換算で18mmの5000万画素F1.8と超広角カメラとしては明るい。望遠カメラは換算で85mmの6400万画素と昨今の最上位モデルとも遜色のない仕上がりだ。

 nubia Z60 Ultraでの作例は以下のようになる。この機種ではデフォルトのウオーターマークに画角が表示されるのでそちらを参考にしてほしい。

nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra 標準カメラでの作例。どちらかといえばXiaomiなどのチューニングに近くきれいに撮影できる
nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra 夜景モードは強力だ。HDR処理を効かせ、ハッキリ出すチューニングとなっており、メリハリのある作例となる

 換算35mm(1.5倍)の画角がデフォルトなのでゆがみが少ない点は優位だ。デジタルズームも比較的きれいに処理を行うため、50mmなどの画角でも画質が荒れたりする場面は少ない印象だ。一方で2倍のプリセットは備えないので、利用にはある程度の慣れが必要だ。

 レンズがF1.59と明るいこともあり、背景はかなり大きくボケる。これもあって、スマートフォンとしてはピントがかなりシビアな印象だ。一般に利用する点ではやや癖が強く、欲を言えば可変絞りが欲しいところだ。

 5000万画素の超広角カメラもきれいに撮影できる。前作よりもセンサーサイズの大型化、高画素化されたことでデジタルズーム時でも画質劣化が少なくなった。明るいレンズと光学式手ブレ補正のおかげで夜景もきれいに撮影できる。また、一般的なスマートフォンに多い換算24mmはこちらのカメラを用いて撮影することになるが、初回起動時に35mmではなく24mmの設定にすることも可能だ。一方で画角は18mm相当で他社製品と比較すると狭い。

nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra 超広角カメラでもきれいに撮影できる

 望遠カメラは換算85mmで6400万画素のイメージセンサーを採用する。ペリスコープ方式の望遠レンズを採用し、フラグシップに相応する高いズーム性能を備える。一方でテレマクロ撮影はできないため、ひと世代前の構成だ。

nubia Z60 Ultra
nubia Z60 Ultra 望遠カメラは6400万画素のものを採用するため、5〜6倍でもきれいに撮影ができる

 この他に「ストリートショット」というスライドスイッチから起動してサクサクと撮影できるモード、星空モード、マニュアルモードといった多彩な撮影モードを備える。一方でカメラのレンズ切り替え時に引っ掛かるような挙動になることがあり、快適とはいえなかった。今後のアップデートに期待したい。

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