2024年3月は、これまで高価だった縦折りタイプのスマートフォンに新顔が加わり、安い選択肢ができた。ソフトバンクがY!mobileで2月29日に発売した「Libero Flip」だ。ミッドレンジモデルでありながら、一括価格は6万3000円と安い。
12月27日に改正された「電気通信事業法第27条の3」により、いわゆる白ロム割と呼ばれる端末単体販売割引が規制された他、値引き額上限が現行の2万円から4万円に引き上げられる。ただし、値引き額は4万円から8万円までの場合が半額まで、4万円以下の場合が2万円までとなる。
ここでは2022年1月以降にNTTドコモ、au、UQ mobile、ソフトバンク、Y!mobile、楽天モバイル、MVNO(IIJmio、mineo)から発売された、Androidスマートフォンの価格をまとめる。なお、ハイエンドとミッドレンジで分ける。いずれもオンラインストアでの価格で、店頭販売価格とは異なる場合がある。
実質負担額はドコモの「いつでもカエドキプログラム」、auの「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクの「新トクするサポート」を適用して、最大限支払免除を受けた場合の負担額だ。
ドコモでは一部機種で「いつでもカエドキプログラム+」を適用できる。利用には「smartあんしん補償」の加入が必須になるなどの注意点もある。ソフトバンクも早期に端末を買い替える人に向けた「新トクするサポート(バリュー)」を提供。適用できるのはiPhone 14とAndroid端末の一部機種に限定されている。
MVNOでの端末価格は、短期間で終わる割引を避け、割引適用前か長期的な割引を適用した場合の価格を記載する。記事内の価格は全て税込み。
ハイエンドモデルはソフトバンクの「Pixel 8(128GB)」「Xiaomi 13T Pro」に注目したい。一括価格はPixel 8(128GB)とXiaomi 13T Proともに、11万4480円から9万4320円に値下げされた。利用できる端末購入プログラムは「新トクするサポート(バリュー)」から「新トクするサポート(スタンダード)」に変更されている。
ミッドレンジモデルについてはmineoにおける一斉割引に注目したい。3月31日までのキャンペーンだが、回線の申し込みと同時に対象端末を購入した場合は最大2万6400円引き、mineoユーザーが端末を購入する場合は最大1万6500円引きとなる。後述するmineoの端末価格一覧には最も割引を受けられる前者の金額を記載している。
同じくミッドレンジモデルとしては楽天モバイルの「OPPO Reno9 A」がお買い得だ。3月1日に「【Android対象製品限定】特価」キャンペーンに追加されたことで、4万700円から2万円が割り引かれ、実質2万700円で購入できる。
UQ mobileオンラインショップで定価2万2001円の「Redmi 12 5G」もお得になった。新規契約、または他社からUQ mobileにMNPで乗り換えて、「トクトクプラン/コミコミプラン」を契約し、データの「増量オプションII」に加入すると、一括1円で購入できる。定価が2万2001円となっているのは、値引き額が上限2万円を越えないようにし、値引き後が0円にならないようにするためのカラクリだろう。
以下に、キャリアとMVNOごとの端末価格をまとめた。
により機種変更で1万1000ポイント進呈、5G WELCOME割により乗り換えで2万2000円引き、オンライン限定 機種購入割引により新規契約で1万ポイント進呈
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