法令改正で「AQUOS sense8」のキャリア価格はどれくらい変わった？ ドコモ、au、UQ mobile、楽天モバイルの最安値

[金子麟太郎，ITmedia]

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　「電気通信事業法第27条の3」に関する省令が2023年12月27日に改正され、いわゆる白ロム割と呼ばれる端末単体販売割引が規制された他、値引き額上限が2万2000円から4万4000円に引き上げられた。ただし、値引き額は4万4000円から8万8000円までの場合が半額まで、4万4000円以下の場合が2万2000円までとなる。

　この影響を受け、各キャリアのオンラインショップにおける端末の販売価格が変更となり、実質負担額がは以前に比べて増した。端末によっては一括価格の変更もあり、これから機種変更や新規契約を考える人は旧価格ではなく新価格を参考にした方がよい。

　そこでこの記事では「AQUOS sense8」の一括価格と実質負担額がいくらになったのかをまとめる。記事内の価格は全て税込み。実質負担額はドコモが「いつでもカエドキプログラム+」、KDDI（au）が「スマホトクするプログラム」、楽天モバイルが「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を適用した場合の価格となる。

シャープ製のミッドレンジモデル「AQUOS sense8」。10月3日に発表され、11月9日に発売された

カラーはパールグリーン、コバルトブラック、ライトカッパー

ドコモではオンライン限定カラーのブルーも販売している

ドコモのAQUOS sense8

• 1回払い……6万2150円
• 実質負担額（改定前）……2万9821円（12カ月目に返却）／3万8390円（23カ月目に返却）
• 実質負担額（改定後）……3万1207円（12カ月目に返却）／4万1030円（23カ月目に返却）

　ドコモオンラインショップにおけるAQUOS sense8の価格を見ると、1回払いの価格に変更はないが、実質負担額が値上がりしたことが分かる。いつでもカエドキプログラム+を適用し、12カ月目に返却した場合の実質負担額が改定前より1386円の値上げ、23カ月目に返却した場合の実質負担額が改定前より2640円の値上げとなった。

ドコモオンラインショップで詳細をチェック

auのAQUOS sense8

• 1回払い……5万9800円
• 機種変更時の実質負担額……3万1300円→3万3600円
• 新規契約時の実質負担額……2万5800円→2万8100円
• 他社とUQ mobileからの移行時の実質負担額……1万4800円→1万7100円

　auオンラインショップにおけるAQUOS sense8の価格を見ると、1回払いの価格はそのままだが、実質負担額は値上げとなっている。いずれの場合も2300円高くなっている。

au Online Shopで詳細をチェック

UQ mobileのAQUOS sense8

• 1回払い……5万9800円
• 機種変更時の価格……5万9800円
• auから番号移行した場合の価格……5万9800円
• 新規契約した場合の価格……4万8800円／5万4300円（※）
• 他社から乗り換えた場合の価格……3万7800円／4万3300円（※）

（※）左がコミコミプラン／トクトクプラン（増量オプション II への加入あり）契約時の本体価格、右が増量オプション II に加入しない場合の本体価格

　UQ mobileオンラインショップの価格については、発売時の価格と照らし合わせてみたところ、一括価格と実質負担額ともに変更されていないことが分かった。

UQ mobileオンラインショップで詳細をチェック

楽天モバイルのAQUOS sense8

• 1回払い……6万3800円
• 実質負担額（改定前）……3万1896円
• 実質負担額（改定後）……5万1800円

　楽天モバイルのオンラインショップでも1回払いの価格に変更はないが、実質負担額は改定前と比べて1万9904円高くなっている。

　なお、楽天モバイルでは他社から乗り換えて、初めて楽天モバイルの料金プランを契約した場合に1万2000ポイントが付与されるキャンペーンを実施している。改定後の実質負担額はその分を含む。

楽天モバイルで詳細をチェック

最安値はどこか

　ここまでの内容を踏まえ、どこで買うのがお得なのかを考えてみたい。1回払いはauオンラインショップとUQ mobileオンラインショップの5万9800円が最も安い。分割払いや端末の返却などを条件とした端末購入プログラム適用後の実質負担額については、他社またはUQ mobileからauに移行した場合の1万7100円が最安値となる。