ハイエンド機は高くてちょっと手が出ないし大きくて手に余りそう。一括6万円前後のお手頃価格で、でもなじみのあるブランドがいい、となると筆頭がシャープのAQUOS senseシリーズかなと思うわけで、デザインも派手すぎなくて大きさも片手でちょうど持てるサイズで威圧感もないのである。
そんなAQUOS senseの最新モデルが「AQUOS sense 8」。
前モデルでメインカメラが5030万画素に増え、基本カメラ性能がワンランクアップしたところで今回は光学式手ブレ補正を搭載した。
普及機ながらカメラ性能に力を入れているのだが、その使い勝手と画質はどうなのか、チェックしたい。
AQUOSシリーズの特徴はなんといってもセンターカメラ。中心にカメラがあるってことは、縦位置で構えたとき、中心を一致させやすい、気軽に持っても指がレンズにかぶりにくいってのがあるわけで、いいことである。
中心のメインカメラは23mm相当のけっこうな広角で、レンズのF値は1.9。センサーサイズは1/1.55型で5030万画素と、ここは前モデルと同じだ。違うのは光学式手ブレ補正が搭載されたこと。
取りあえず撮ってみる。
アプリ上では1xの次に2xが用意されている。
デジタルズームは最大8x。
デジタルズーム時の描写力は、ゆるめ。無理にシャープに描写しようとして不自然な絵を作ってしまう端末もあるけれども、AQUOS sense 8はそこで無理はしていないようで、ちょっともやっとしちゃうけど不自然さはないという。
通常は4画素を1つとして扱うので約12.5MPサイズになる。
では50Mモードで撮ってみよう。設定の「写真サイズ」から「4:3」の右にある設定アイコンをタップして50.0Mを選ぶ。ちょっと階層が深いのでもうちょっとさっと切り替えられるといいのに、とは思う。
こっちの方がディテール描写力が高いので、これで撮ってアプリでトリミングしちゃうのもいい。
12.5Mの2xのデジタルズームは、明るい場所では5000万画素モードで撮影してその中央部を取り出すことで高画質な2x望遠写真を実現しているというけれども、50Mの1xで撮ったものと見比べると、50Mモードの方がディテールがしっかりしているのはちょっと謎だ。
超広角カメラは800万画素でF2.4。前モデルと同じで、画素数は少なめ。
解せないのは、超広角カメラ時は画面にガイド線を表示できないこと。これはちょっと謎で、超広角カメラは風景とかで使うことが多いから、水平をガイド線が役立つと思うのだけど。
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