スマホから流れる緊急地震速報の音色は不安をあおる? 作曲の背景を知る(1/2 ページ)

» 2024年03月15日 10時40分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うとうとしていたり、眠っていたりしても、一気に目が覚める緊急地震速報の通知音──2024年1月1日には、家でゆっくりしていたところで鳴り響き、「地震そのものより、緊急地震速報の音が怖かった」という声もありました。また、被災地では、「大きな余震が起きる度に緊急地震速報が鳴るので、もっと不安を和らげる音にならないか」という意見もSNSで見かけました。

photo 緊急速報「エリアメール」のイメージ(NTTドコモのWebサイトより)

 令和6年能登半島地震に関するものではありませんが、気象庁は2023年5月5日に能登半島で最大震度6を観測した地震の際、「揺れの大きい地域の居住者と来訪者、それ以外の地域の居住者の緊急地震速報を見聞きした際の行動や意識の違い」について調査したアンケート結果を公表しています(PDFファイル)。

 その中で「あの音を聞くと反射的に身構えるようになった」とポジティブな意見がある一方、「突然聞くとドキッとする音なので、もう少し驚きが少ない音にしてもらえるとありがたい」という意見も出ています。

 実際のところ、緊急地震速報の通知音を聞いて平常心でいられるという人は少ないのではないかと思いますが、もし緊急地震速報の通知音が落ち着いたメロディだったとしたら、注意を払わずに聞き逃してしまうこともあるでしょう。言い換えれば、緊急地震速報の通知音は、聴いただけで「緊急事態だ!」と誰もが身構えることができる音だということです。

NTTドコモによる、エリアメール「緊急地震速報」のデモ(音量に注意)

 これに関して、スマートフォン向けの緊急地震速報ブザー音を作曲した小久保隆さんは「注意喚起のために、『聴いたことがない楽音(五線譜で表せる音)で表せない音』を意識した」とインタビューに答えています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  3. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  4. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  5. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  6. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  7. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  10. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー