毎年地震や豪雨などの大規模災害が起きています。少しでも不安要素をなくすために、できれば普段から準備しておきたいものです。
スマホの防災アプリを活用すれば、災害発生時の緊急速報や避難情報などの必要な情報を手に入れることができます。
この記事では、無料(アプリ内課金があるものも含む)かつAndroidとiPhoneどちらのユーザーも利用できるように両方で提供されているアプリから、各アプリの特徴とどんな人におすすめなのかご紹介します。
※アプリ情報は2023年5月時点のものです。
防災アプリは機能性や利用するシーンで大きく特徴が変わってきます。例えば、地震の情報や気象情報をリアルタイムで通知する緊急速報アプリや、登録した地域の情報をもとに周辺の避難所やハザードマップを知らせてくれるアプリなど、種類はさまざま。
ご紹介するアプリも基本的にユーザー評価が高いアプリですが、それぞれ特徴が異なるので参考にしてみてください。
気象業務支援センターから受け取った、地震・津波・噴火の速報や土砂災害・浸水害・洪水害の防災気象情報を国内最速レベルで配信するアプリです。
緊急地震速報の速さと、色覚障害にも対応したバリアフリーデザインが特徴。災害時にユーザーのスマホに負荷がかからないよう広告は導入せず、防災に必要な情報だけを載せています。「防災アプリを入れたいけど何が一番いいのか分からない」という人はまずこのアプリを入れてみてください。
このアプリは地震や豪雨などの速報・予報に加え、近隣地域の犯罪発生情報や自治体の防災情報など、幅広い災害情報をカバーしています。災害発生時にスマホに届く通知も個別で設定できます。通知音や音量など災害の種類に応じて変更でき、緊急地震速報の音に恐怖心を感じ、体が固まってしまうという人にもおすすめです。
また、アプリ内の「防災手帳」には避難場所のリストやハザードマップなどがあり、普段からの備えに役立ちます。防災のための準備もアプリ1つで確認したい人は入れておくといいでしょう。
NHK ニュース・防災アプリでは、地震や台風などの災害情報をマップで確認できるだけでなく、災害に関するライブ映像も配信しています。文字や画像での情報に加えて、映像で確認することによって、より状況を把握しやすくなるでしょう。災害時はテレビと同時提供で放送されるので、移動中にスマホでニュース速報を確認したい人に便利です。また、日常的なニュースも配信しているので、平時から緊急時まで総合的なニュースアプリとして使えます。
災害でライフラインが止まったときに備えて、食料や日用品を備蓄する人が増えたのではないでしょうか。しかし買ったはいいものの、いつの間にか賞味期限が過ぎていたり、在庫がなくなっていたりと管理が大変な面もあります。
このアプリでは、備蓄品を登録しておけば賞味期限や消費期限が迫っていても知らせてくれます。ストックが必要になれば、該当する備蓄品のページからAmazonの商品ページにとび、すぐ購入できます。他のアプリ利用者が購入しているものも分かるので、アプリを見て何を買うか参考にしてみてもいいでしょう。
「全国避難所ガイド」は、どこにいても現在地に近い避難所が見つかるアプリです。全国の避難所データが15万件以上あり、災害時には避難所の混雑状況も表示されます。また、ハザードマップで災害の種類を選ぶと、家や現在地の災害リスクもひと目で分かるようになっています。小さな子どもがいる家族は急な災害に備えて一緒に確認してもいいでしょう。安否登録・安否確認もできるので安心です。
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