災害に備える ケータイやスマホで情報収集する時に活用したい知識(1/2 ページ)

» 2019年03月11日 21時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 地震、津波、台風や大雨――日本は自然災害の多い国です。災害が発生した際に、スマートフォンや携帯電話はテレビやラジオと並んで重要な“情報源”になります。

 この記事では、携帯電話やスマートフォンを使って情報を集める上で留意してほしい事項を簡単にまとめます。読者の皆さんにとって、参考になれば幸いです。

政府・自治体公式アカウントを活用

 昨今はSNSが普及したため、災害に関する情報がより早く届くようになりました。しかし、災害に関する誤った情報(いわゆる「デマ」)が拡散してしまうことも増えました。SNSの情報を利用する際は、他の情報源(テレビ、ラジオ、地域の防災無線・防災放送など)も合わせて確認するようにしましょう。

 情報確認の手段として、政府機関や地方公共団体(地方自治体)の公式SNSアカウントの発信を確認することも有効です。万が一の際に避難情報や災害に関する情報をいち早く伝えてくれます。一例として、政府の防災関連Twitterアカウントを紹介します。

 なお、首相官邸のWebページには「防災の手引き〜いろんな災害を知って備えよう〜」というポータルサイトもあります。災害に遭遇する前に、知っておくべき知識がよくまとまっています。

首相官邸のポータル 首相官邸のWebサイトにある「防災の手引き〜いろんな災害を知って備えよう〜」。非常に良くまとまっていて筆者的にもお勧め

ケータイ・スマホのテレビやラジオを活用

 今から8年前、2011年3月11日に「東北地方太平洋沖地震」、いわゆる「東日本大震災」が発生しました。当時、筆者は東京都内の自宅最寄り駅のすぐそばで本震に遭遇。

 発生直後は一体何が起こったのかよく分からず、携帯電話を手にして情報収集をしようとしたものの、音声はもちろんパケット(データ)通信もに輻輳(ふくそう)していたため情報を手に入れることが困難でした。

 そんな中、情報収集に役立ったのが当時使っていたケータイの「ワンセグ」受信機能です。テレビの緊急番組を通して、一体何が起こっているのかを知ることができたのです。

 現在でも、キャリアを通して販売されているAndroidスマートフォンの多くはテレビ受信機能を備えています。現在地とテレビの送信所や中継局の位置にもよりますが、受信できる環境なら情報収集に役立ちますし、つらい時の「娯楽」の1つになり得ます。テレビ受信機能がマルチウィンドウ(またはピクチャーインピクチャー)対応なら、テレビを見つつWebやSNSで情報を集めることもできます

 ただし、テレビ受信対応機種の大半は、テレビ受信時にアンテナケーブル(またはイヤフォンマイク)を取り付ける必要があります

フルセグ サムスン電子製の国内向け「Galaxy Note9」はフルセグの受信機能を備える。ただし、テレビ受信時にはアンテナケーブルが必要
PIP 富士通コネクテッドテクノロジー製の「arrows NX F-01K」はマルチウィンドウまたはピクチャーインピクチャー(PIP、画像)でのテレビ視聴に対応する。ただし、PIP視聴にはAndroid 8.1へのバージョンアップが必要

 テレビ受信機能を備えていなくても、先日発表された「ラジスマ」のようにFMラジオチューナーを備えていればラジオを使った情報収集も可能です。ASUSの「ZenFone 5」のように、SIMロックフリースマートフォンでもFMラジオ内蔵機種はありますから、ラジオ受信できることを優先して機種を絞り込むのもアリかもしれません。

ラジスマ 京セラ製の「URBANO V04」はFMラジオ内蔵。FM放送を受信できる場所なら、通信が途絶した状態でも情報収集できる
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