日本で2026年にHAPSサービスを提供へ NTTドコモ、Space Compassらが発表

» 2024年06月03日 14時35分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 NTTドコモとSpace Compassは、エアバス・ディフェンス&スペース、AALTO HAPS Limitedと、HAPS(High Altitude Platform Station:高高度プラットフォーム)の早期商用化を目的とした資本業務提携に合意した。各社が6月3日に発表した。

NTTドコモ 宇宙 ニュースリリース

 NTTドコモとSpace Compassが主導し、みずほ銀行と日本政策投資銀行が参画するコンソーシアム、HAPS JAPANを通じて、AALTOに対し最大1億ドルを出資する。本出資により、AALTOの商用ロードマップ実現を支援する。日本電信電話(NTT)の島田明社長は、日本で2026年にHAPSサービスを提供し、グローバル展開も目指すとしている。

 HAPSは、地上約20km上空の成層圏を数カ月に渡って無着陸で飛行し、地上への通信・観測サービスの提供を行う無人飛行体だ。同日の会見で、Space Compass共同最高経営責任者(Co-CEO)の堀茂弘氏は「例えば、富山湾にHAPSが1台あるだけで、大規模なエリアをカバーできる」とアピールした上で、「技術そのものは何十年も前からあったアイデアだが、なかなか技術的に成熟せず、商用化に至らなかったが、われわれがここ数年で実験を繰り返した結果、商用化の段階に近づいた」とコメントした。

 「モーターグライダーに近い機構を持つ」(同氏)HAPSを利用することで、通信環境が整っていない空、海上、山間部における端末との高速大容量・低遅延の直接通信が可能となる。

 加えて、災害時における被災状況のリアルタイム観測や送電線監視保守業務などにおける長期間の定点観測を、高精細映像で提供することが期待できる。AALTOが製造、運用するHAPS「Zephyr」は、2022年に無人航空機として世界最長となる64日間の滞空飛行を実現するなど、高度な航空技術を有している。この技術に加えて、NTTドコモの地上ネットワークの専門知識と、エアバスの高度な観測ソリューションを組み合わせることで、HAPSベースの非地上ネットワークにおいて日本が主導的な地位を握れるとしている。

NTTドコモ 宇宙 各社のコメント

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  2. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  3. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  4. 「iOS 27」はアプリの起動速度が30%高速、最適な通信切り替えも iPhone 11やiPhone SE(第2世代)も対応 (2026年06月09日)
  5. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  8. 次世代の「Siri AI」発表 ユーザーを理解した応答が可能、表現力も向上 26年後半に英語から対応 (2026年06月09日)
  9. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  10. WWDCで「折りたたみiPhone」に言及なしも、Apple版「大画面×AI」に期待できるワケ (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー