1日の仕事をやり切ったとき、休日をフルに満喫したとき、残るのは疲労感だ。そんな状態で帰宅してから食事なんて作りたくない、だけど外食するような気力も残っていない!──そんな経験はないだろうか。ちなみに筆者は頻繁に「疲れたから食事を作りたくない」と思うことがあるし、外食ではだらだらできないので、どうしたものかと悩むことが多々ある。
そんなときに便利なのが、買ったものを家で食べる「中食」(なかしょく)だ。帰りがけにどこかの店舗に寄って食べるものを買えばいい。最近はテイクアウト可能な店も増え、スマホであらかじめ注文しておいて、店頭で並ばずに持ち帰れるなんてサービスも増えている。
そんなサービスを提供している外食産業の1つが日本KFCホールディングス──そう、みんな大好きケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)を運営しているあの会社だ。
2024年3月頃から久しく訪店していなかったこともあり、KFCアプリを使ってモバイルオーダーを試みた。そこで現状の使い勝手やメリット、困った点などを紹介していく。なお、実際にはSamsung Galaxy S23 Ultraでオーダーしたが、再現のためiPhone 14の画面キャプチャーも混ざっていることを了承いただきたい。
カーネルおじさんが微笑んでいる赤いアイコンの「ケンタッキーフライドチキン 公式アプリ」(以下、KFCアプリ)を立ち上げたところ、新しいアプリをインストールするよう促された。これまではバージョンアップがあっても「会員証を表示する」ボタンが表示され、そのままのバージョンでも最低限の機能を使えたので、少し面食らってしまった。これはアプリがフルリニューアルされた影響のようだ。
KFCアプリを立ち上げたところ、最新バージョンをインストールするよう促された。有無を言わさないぞという強い意志を感じる(スクリーンショットはiPhone 14)。更新ボタンをタップしてApp StoreまたはGoogle Playへと飛ぶ。プレビューには「さらに使いやすく、おトクに!」とある。期待が持てそうだアップデートが終わったので「開く」をタップして新しいKFCアプリを起動する。ホーム画面には「ネットオーダーでカンタン注文」というテキストと「Pick Up」と「Delivery」の画像で、どちらかの方法で商品が受け取れることがすぐに理解できた。
とはいえ、これまでのチキンマイルを無駄にしたくないし、新しいオーダーでチキンマイルの取りっぱぐれは防ぎたい。まずは会員証の確認だ。
アプリ右下に表示されている「会員証」をタップして「ログイン」する。登録していたメールアドレスを入力したら、そのメールアドレス宛にワンタイムパスワードが送信される。「パスワード、何と登録していたっけ?」とすっかり忘れていたので助かったログインすると、すぐさま会員証が表示される。店頭で注文するときには忘れずにセルフレジのバーコードリーダーにかざしたい。Pontaカードとの連携が解除されていないことも確認できた。
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