Appleは6月11日(米国太平洋夏時間)、Apple Vision Pro向け「visionOS 2」を2024年秋にリリースすることを発表した。全てのApple Vision Proユーザーが利用可能だが、一部の機能は2024年後半に追加のソフトウェア更新によって提供される。開発者向けのプレビュー版は同日から、パブリックβ版は7月中に配信される。
visionOS 2は、visionOSとしては初めてのメジャーバージョンアップで、主に使い勝手を向上するための改良が加えられている。
写真の閲覧などを行える「Photo」アプリでは、写真を3D表示できる機能が追加される。また、ホームビューや重要な情報にすぐにアクセスするための新しいジェスチャー操作が追加される。
Mac(macOS)の仮想スクリーンとして利用する「Mac Virtual Display」では、同じApple IDでログインしているMacを見つめるだけで利用を始める機能が追加される他、スクリーン自体をMac本体よりも広い解像度で使う機能が追加される。
また、公共交通での移動中により没入感を高められる「トラベルモード」が鉄道でも利用できるようになる。
その他、ユーザー向けの新機能としては「AirPlay」コンテンツの再生機能や、3D制作された「Immersive Video」のサポート、マウスのサポートなどが含まれる。
Appleの「Vision Pro」が日本上陸、6月28日に発売 59万9800円
「Apple Vision Pro」発売から1カ月 新しい驚きの「プラス」と「マイナス」を考える
Apple Vision Proは「極めて未来的なiPad」――あえて渡米してでも買うべきだと感じたワケを改めて語ろう
試して分かった「Apple Vision Pro」の体験価値、可能性、そして課題
Apple Vision Proは日本でも買えた! そのプロセスで感じられた語り尽くせない驚きの理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.