ChatGPTを外国語の翻訳にだけ使うのはもったいない もっと役立たせる4つのアプローチChatGPT使いこなし術(2/4 ページ)

» 2024年06月12日 10時15分 公開
[井上晃ITmedia]

(2)類語表現を探して部分的にリライトする

 文章全体ではなく、類語表現などを推敲(すいこう)してみよう。例えば次の英文に対し、一部の表現を差し替えてみる。

"When translating Japanese to English using ChatGPT, you can make the output more readable by asking it to keep the meaning while simplifying the text."

 ここでは「readable」を別の表現にできないかChatGPTを使いながら考えてみたい。

 まず、「『readable』を別の表現に変えるとすると、どのような候補が挙げられますか? 5つの例を教えてください」と指示してみる。

photo 特定の単語の別の表現について候補を挙げてもらった

 使い分けが分からないので、続けてそれぞれのニュアンスについて聞いてみよう。「それぞれのニュアンスの違いについて教えてください」と指示する。

photo 候補ごとのニュアンスを確認

 例えば「easy to read」を使って、元の文章を書き換えてみよう。「以下の文章を『readable』を使わず、『easy to read』を使って自然に書き換えてください。“○○○”」と指示してみると、「more readable」が「easier to read」へと書き換える形で、出力された。

photo 適当と思われる候補を選び、元の文を変換してもらう

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