日本の通信料金、海外と比べて安くなった? 電気通信サービスの内外価格調査

» 2024年06月14日 18時15分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 総務省は6月12日、令和5年度(2023年度の)電気通信サービスに関する内外価格調査を発表した。

 内外価格調査は、電気通信サービス料金の状況を適切に把握するために年に1回行っているもの。東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの6都市での携帯電話、FTTH、固定電話の料金について2024年3月に調査した。

 携帯電話の支払額は、日本の利用実態をもとに、通話が月52分、メールが月60通、データ容量は月2GB、5GB、20GB、50GB、100GB、無制限で比較している。

 スマートフォン4Gでシェア1位のMNO(ドコモのahamo)を比較したところ、東京は2GB、5GB、20GBともに月額2972円(税込み、以下同)、50GBと100GBは4952円。いずれもロンドンとパリに次ぐ安さだった。ニューヨークは全てのデータ容量で6805円と最も高い。東京は2020年度から月額料金が3000円弱へと大きく下がっており、ahamoの効果が調査結果に表れている。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン4Gでシェア1位のMNOでの比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 スマートフォン4Gのサブブランドを含むMNOの最安プラン(ソフトバンクのLINEMO、ドコモのahamo、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VII)を比較したところ、東京は2GBが月額1382円、5GBが2482円、20GBが2972円、50GB、100GB、無制限が4334円となっている。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン4Gのサブブランドを含むMNOの最安プランでの比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 スマートフォン4Gでシェア1位のMVNO(IIJmio)を比較したところ、東京は2GBが1352円、5GBが1492円、20GBが2502円、50GBが4402円。いずれの容量もパリが最安となっている。データ容量無制限は東京、パリはないが、デュッセルドルフが最も高い1万1655円だ。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン4Gでシェア1位のMVNOでの比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 スマートフォン5Gでシェア1位のMNO(ドコモのahamoと5Gギガホプレミア)を比較したところ、東京は2GB、5GB、20GBが2972円、50GBと100GBが4952円、無制限が8197円。東京の2GBと5GBと20GBは低い水準だが、50GB〜無制限では中位の水準となっている。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン5Gでシェア1位のMNOでの比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 スマートフォン5Gでサブブランドを含むMNOの最安プラン(ソフトバンクのLINEMO、ドコモのahamo、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VII)を比較したところ、東京は2GBが1382円でパリに次ぐ安さとなった。5GBは2482円、20GBが2972円でロンドンの次に安い。50GB、100GB、無制限は4334円で、50GBはデュッセルドルフに次ぐ安さ、100GBと無制限はロンドンに次ぐ安さだった(パリは無制限プランなし)。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン5Gでサブブランドを含むMNOの最安プランでの比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 スマートフォン5Gでシェア1位のMVNO(IIJmio)を比較したところ、東京は2GBが1352円、5GBが1492円、20GBが2502円となった。2GBと5GBは低い水準、20GBと50GBは中位の水準となった。

総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金 スマートフォン5Gでシェア1位のMVNO(IIJmio)での比較
総務省 内外価格差調査 電気通信サービス スマホ料金

 FTTHについては、最もシェアの高い事業者(NTTドコモ)の回線使用料、宅内設備レンタル料、ISP料の月額料金を合算した支払い額を比較。東京は1Mbpsあたりの料金は4.4円〜5.7円で最も低い水準となった。

 固定電話も最もシェアの高い事業者(NTT東日本)の料金を比較。東京は3144円でソウルの1713円に次ぐ安さとなった。

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