無料版のChatGPT(GPT-3.5)では、URLを指定し、そのWebサイトの記載を引用しながら情報を要約するといった作業は基本的にできない。もしURLを指定したとしても、ChatGPTがあたかもURLにアクセスしているかのように振る舞いながら、正確なURL先の情報とは関係なく、学習時点の内容に基づいてテキストを生成することがあるので、ユーザーとしては注意が必要だ。
一方、有料版のChatGPT Plusを契約し、GPT-4を選択している状態なら、WebサイトのURLを参照しながら、その情報について要約してくれる。
ChatGPTと同じく大規模言語モデルに「GPT-4」を使用するMicrosoftの「Copilot」や、「Gemini Pro」を使ったGoogleのAIチャットツール「Gemini(旧Bard)」などは、無料アカウントでもWebブラウジング機能を利用できる。
なお、オンライン上に公開されている自身の記事を要約してみた結果を踏まえると、筆者としては要約の精度としては、Copilotが最も緻密で、次いでChatGPTが分かりやすくまとめている印象を受けた。
要約目的に関しては、ChatGPTだけに固執せず、用途に応じて柔軟に生成AIツールを選択してみるといいだろう。
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