ChatGPTを使って文章を要約するコツと注意点ChatGPT使いこなし術(2/2 ページ)

» 2024年09月02日 17時38分 公開
[井上晃ITmedia]
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Webサイトを参照しての要約

 無料版のChatGPT(GPT-3.5)では、URLを指定し、そのWebサイトの記載を引用しながら情報を要約するといった作業は基本的にできない。もしURLを指定したとしても、ChatGPTがあたかもURLにアクセスしているかのように振る舞いながら、正確なURL先の情報とは関係なく、学習時点の内容に基づいてテキストを生成することがあるので、ユーザーとしては注意が必要だ。

 一方、有料版のChatGPT Plusを契約し、GPT-4を選択している状態なら、WebサイトのURLを参照しながら、その情報について要約してくれる。

photo 「この記事の内容を日本語で要約してください」とURLを指定して指示した場合の例

Webサイトを参照したい場合には「Copilot」なども検討

 ChatGPTと同じく大規模言語モデルに「GPT-4」を使用するMicrosoftの「Copilot」や、「Gemini Pro」を使ったGoogleのAIチャットツール「Gemini(旧Bard)」などは、無料アカウントでもWebブラウジング機能を利用できる。

 なお、オンライン上に公開されている自身の記事を要約してみた結果を踏まえると、筆者としては要約の精度としては、Copilotが最も緻密で、次いでChatGPTが分かりやすくまとめている印象を受けた。

 要約目的に関しては、ChatGPTだけに固執せず、用途に応じて柔軟に生成AIツールを選択してみるといいだろう。

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