【訂正:2024年9月19日14時15分 初出時、見出しの内容が正確でなかったため、訂正いたしました。】
モトローラ・モビリティ カスタマーエクスペリエンス&デザイン ヴァイスプレジデントのルーベン・カスターノ氏は、razr 50が向上させるユーザー体験について説明。razr 50のアウトディスプレイを大きくした意図について「過去のrazrシリーズのユーザーが1日75分以上も外部ディスプレイで何らかの操作をしていたので、従来の2.5倍となる3.6型にした」と説明する。「ユーザーはスマートフォンを開いたり閉じたりすることなく、全てのアプリにアクセスできる」(同氏)
海外でrazr 50シリーズ発表後の反響について「ポジティブな反応をいただいている。一番高いシェアオブボイス(記事の露出量)を獲得している」とカスターノ氏は手応えを話す。先代のrazr 40シリーズは、海外で第3世代のrazrより5倍売れたという。その理由について「フリップのフォームファクター、ディスプレイ、ソフトウェア、バッテリー、カメラ、防水性能が従来のバータイプと比べても引けを取らない。全ての面で、バータイプに対して優位性がある」と話す。
また、モトローラはスマートフォンを「ライフスタイルプロダクト」と位置付けており、ファッション性も重視。その一環として、色見本でおなじみのPANTONEと協業し、razr 50の本体カラーもPANTONEが監修している。こうした「非常にファッショナブルでトレンディー」な点も支持されているようだ。
さらに興味深いのが、razr 40シリーズを購入したユーザーのうち、20%がiPhoneユーザーだったこと。その理由についてカスターノ氏は「革新的なフォームファクターだから」と即答。razr 50の発売タイミングは、くしくもiPhone 16シリーズが発売される1週間後だが、「自信を持っている」と同氏。「ポータブルでポケットに入り、アウトディスプレイも使いやすい」とrazr 50ならではの特徴が受け入れられることに自信を見せた。
折りたたみスマートフォンは、razrのように縦方向に折るフリップタイプもあるが、Galaxy Z Foldのように横向きに折るフォールドタイプもある。razrではフォールドタイプのモデルは展開しないのだろうか。カスターノ氏に聞いたところ、フリップタイプこそがrazrだという。「別の折りたたみタイプだとrazrではなくなってしまう。手に収まるフィット感、ポケットに入るサイズ感こそがrazrの要素になっている」と話し、今後もフリップタイプのユーザー体験を向上させていくことを示した。
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