両プラン共、上限までポイントを獲得するためには、それなりの支払いをしなければいけない。支払いがしやすいという点では、eximo ポイ活のdカードやdカード GOLDの方が有利になるだろう。最近では家賃をクレカで支払えるところも増えてきた。家賃や水道光熱費、通信料、保険料など、毎月必ず支払う固定費をdカードやdカード GOLDでの決済に切り替えることで、毎月、コンスタントにポイントが得られるようになる。
とはいえ、スマホ料金が随分安くなった今、1万円を超えるプラン料金には正直、ためらってしてしまう。しかもポイントをより多く獲得して元を取るためには、支払いを多くしなければいけないところにも本末転倒さを感じてしまう。
それにポイント獲得上限まで支払いをしたら、それ以上の支払いは通常のポイント還元率になるので、別の支払い方法の方がお得になるかもしれないなど、日々のポイント管理が必須になってくる。そういったことを面倒に感じない人でないと続かない。また、キャンペーンが終了したときに、プラン変更などを検討することも求められる。
ということでまとめると、ドコモのポイ活プランがおすすめの人は次のような人だ。
ahamo ポイ活とeximo ポイ活の違いは大きく2つあり、1つ目が1カ月に利用できるデータ量だ。月間110GBで十分ならahamo ポイ活でいいし、足りない人はeximo ポイ活を選ぶ必要がある。そして2つ目は支払い方法で、ahamo ポイ活はd払い、eximo ポイ活はdカードまたはdカード GOLDでの支払いになる。日々買い物する店舗などで多く利用できるのがd払いなのか、dカードなのかで選択肢が変わってくる。
この他、eximo ポイ活は家族割が適用することからファミリー向け、ahamo ポイ活はオンライン専用プランなので若者・単身者向けともいえる。両プランの違いを次の表にまとめたので、こちらも参考にしてほしい。
筆者はdカード GOLDは持っているものの、データ量を毎月5GBくらいしか使わないので、ポイ活プランに変更する意味がない。だがもし変更するとしたら、通信を全てスマホプラン内でまかない、自宅のWi-Fiを解約してその分のお金を節約することも考えるだろう。ただ家族がいると、この方法はあまりおすすめできない。
あと、eximo ポイ活の場合は固定費をdカード GOLDで決済するようにする。そしてキャンペーン期間が終了したら、別の固定費の支払いをプラスして、ポイントが上限まで獲得できるよう検討する。
今回、キャンペーン期間中とそれが終了した後の2回、支払いの仕組みを変更しなければいけないのが実に面倒だ。長くキャンペーンが続いた場合、支払いの仕組みの変更自体を忘れてしまい、逆に損をしてしまうことにもなりかねない。
ポイ活プランで得するためには、ちゃんとポイントを管理して、得できる道筋をマメに設定する必要がある。そういう意味では、今回のポイ活プランの難易度はかなり高めだ。ポイント管理を面倒だと感じる人は、あまり踏み込まない方がいい領域なのかもしれない。
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