デジタル庁は1月17日、音楽ライブチケットの不正転売を防止するため、マイナンバーカードを活用できるかどうかを実証する実験を行うと発表した。
エンタメ業界では、イベントチケットの不正転売が主催事業者やアーティスト、ファン、ひいては業界全体の課題の1つとなっていることを受け、本実験ではチケットサイトなどとデジタル庁が開発したデジタル認証アプリを連携し、アップフロント主催の「モーニング娘。」などのライブイベントにて、マイナンバーカードで本人確認を行う。
チケット抽選申込時にマイナンバーカード情報を活用した本人確認を実施し、入場時の顔認証を行うことで、チケット不正転売抑止への有効性や課題、解決策を探る。さらに、運営側がマイナンバーカードを活用し、業務の効率化がどれだけ進むか、それにより利用者がどのような体験を得られるか、を検証することも本実験の目的だ。
本実験には、ビジネスプロデュース企業のドリームインキュベータが受託事業者、エンタメ関連メディア運営などを行うplaygroundが技術提供事業者として関わる。デジタル庁は、エンターテイメント領域でのマイナンバーカードの利用シーンを拡大したいとしている。
本実験を行う場所は、3月21日に開催の「モーニング娘。’25 小田さくらバースデーイベント 〜さくらのしらべ 14〜」、3月29日・30日に開催の「Hello! Project ひなフェス 2025」
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