懐かしのドコモケータイ「F503i」、雑誌付録で復活のワケ 着メロを子ども達がプログラミング(2/2 ページ)

» 2025年02月18日 11時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

フィーチャーフォンが付録で復活を遂げたワケ comottoとの関連性は?

 comottoは、ドコモが2023年2月28日に立ち上げたブランドで、「子どもの未来を、もっと。」をコンセプトに、さまざまな業界のパートナーとドコモの協創によって、子どもとその家族に学びや楽しさを提供している。

F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング comottoは、ドコモが2023年に立ち上げたブランド。家族とともに子どもの成長を育むブランドであることを説明する、ドコモの戸田陽子氏

 ドコモは、comottoの立ち上げ以前から、子育て世代を応援するサービスやプログラムを提供してきた。しかし、「デジタル化の進展などにより社会の不確実性が増す現代では、子どもの探求力など、未来を生き抜く力を養うことが重要だ」と考えている。

F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング comottoでは、プログラミングの他に、オンラインで世界を旅するツアーや、コンビニなどで使えるクーポンの配信、災害や防災に役立つイベントなども実施している

 ドコモでコンシューマサービスカンパニー ライフスタイルイノベーション部 キッズサービス担当部長を務める戸田陽子氏は、ワークショップを開催した理由について、「comottoが学校だけでは教えてくれない、学びを提供するブランドである」ことを挙げる。

 F503iを題材とした理由については、2025年現在となっては「身近なスマートフォンが誕生するまでに、さまざまな課程をへたことを知ってほしい」とし、「iアプリが搭載されたF503iが、2001年の発売当時、画期的な端末であった」ことに触れた。

 「PCでは当たり前になっていたアプリをダウンロードし、趣味や趣向に応じて、いつでもどこでも楽しめる、そんな体験がコンパクトな携帯電話の本体にぎゅっと詰まった、というのは、当時の最新技術だった」(戸田氏)

 ワークショップの中では紹介がなかったが、「ドコモはF503iの開発秘話をまとめた動画を、雑誌の発売後にcomottoのサイトで配信する」(戸田氏)という。同氏によると、どうすれば使いやすく、もっと楽しめるのかを、ドコモとメーカーの技術者が一緒に考えて作っていた、当時の携帯電話の存在を知ってほしいという思いもあるようだ。

F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング ドコモとメーカーがともに企画した携帯電話。「らくらくホン」シリーズは長年継続されており、FCNTの代名詞となっているが、過去には松下通信や三菱電機も手掛けていた。らくらくホンとしての第1号機は1999年に発売された松下製の「P601es」だ(上段の左から2番目)
F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング フィーチャーフォン全盛の時代では当たり前だった、数十機種を一挙発表の流れは、スマートフォン時代に突入して以降徐々に減った。携帯電話を手掛ける日本メーカーの数もフィーチャーフォン時代と比べて激減している

 NTTドコモ歴史展示スクエアの展示コーナーでは、現代の携帯電話の原形ともいえる、肩に提げて携行できる「ショルダーホン」から、「ポケットベル」「PHS」、そして、現代のスマートフォンに至るまで、携帯電話にまつわるさまざまな情報を展示。来場した子どもが、ショルダーフォンを肩からかける場面も見られた。

F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング 奥が肩掛け「ショルダーフォン(100型)」、手前が初期の携帯電話である「TZ-802型」「TZ-803型」

 comottoでは2023年9月29日、プログラミングに加えて工作を学べるイベントとして、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学が共同開発した超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」を模した、ダンボールの教育用ロボットで子どもがレースを行うイベントも実施した。

F503i ドコモ ケータイ ガラケー フィーチャーフォン プログラミング comottoでは、プログラミングと工作を学べるイベントも実施している。画像はcomottoのサイトから引用

 F503iを題材としたプログラミングでは、いわゆるスマホネイティブ世代の子どもたちに、プログラミングを通して世の中のコミュニケーションを支えてきた携帯電話の歴史を知ってもらいたい意図だけでなく、ドコモの端末やcomottoをはじめとする各サービスにも興味をもってもらいたいという意図が伝わってきた。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月31日 更新
  1. なぜ? Suicaが使えない「クレカ乗車・QR専用改札機」設置の意図 東京メトロに疑問をぶつけてみた (2026年08月30日)
  2. なぜ? 楽天モバイルでMNPポイントが付与されず 「不適格」と判定された理由と6つの自己防衛策 (2026年08月30日)
  3. 全プラン2000円未満でギガの無駄遣いをゼロに、楽天モバイルのサブ回線にも HISモバイル新料金の狙い (2026年08月28日)
  4. 止まらぬ中華スマホの“デカバ”進化 HONORから1万1000mAhの「X80 Pro Max」が登場 (2026年08月30日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. ソニーが1万9800円の有線イヤフォン発売 「心地よい低音」ではなく「正確な原音」を (2026年08月28日)
  7. 「モバイルバッテリー(借り物)を川に捨てる」という発想が信じられない (2026年08月29日)
  8. スマホ値上げ時代にXiaomiが出した答え 「エントリーでも6年更新」や「1万mAhバッテリー」で“長く安心”を訴求 (2026年08月28日)
  9. 【ニトリ】1990円の「4WAY マグネット付き360度クリップファン」 コードレスで置き場所が自由自在 (2026年08月30日)
  10. au販売ランキング:「Xperia 1 VIII」が2位から7位に後退、iPhone 17シリーズ4機種がランクイン【2026年7月】 (2026年08月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー