M3チップ搭載の新型「iPad Air」は何が変わった? 先代モデルと比較してみた(2/3 ページ)

» 2025年03月05日 16時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

M3チップでパフォーマンスは向上、ただしM2チップでも十分かも

 新型iPad Airの唯一の変更点といってもいい部分として、プロセッサが先代モデルのM2チップからM3チップに更新されています。

photo

 M3チップは8コアCPU/9コアGPU/16コアのNural Engineを搭載しており、先代モデルのM2チップとコア数については同様です。

 マニアックな話になりますが、M2チップは5nmプロセスで製造されているのに対し、M3チップは3nmプロセスと回路の微細化が進んでいます。特にM3チップはGPUの改良が大きなポイントで、ローカルメモリの使用量をリアルタイムに割り当てる「Dynamic Caching」や、光の反射の描画に関わる「レイトレーシング」、3D描画に関わる「メッシュシェーディング」をハードウェアでサポートするようになりました。つまり、3Dで描画するゲームやクリエイティブの場面におけるパフォーマンスが向上しています。

 とはいえ、Apple自身はM3チップを搭載した新型iPad Airの訴求において、「M1チップを搭載したiPad Airと比較して、マルチスレッドのCPUワークフローは最大35%、グラフィックス性能は最大40%、Neural EngineによるAI処理は最大60%の高速化を図っている」──と、M1チップを搭載した2つ前の先代モデルを引き合いに出しています。

 チップ自体の改良によって、M2 iPad Airと比較した場合でもパフォーマンスは向上していると考えられますが、ユーザーに買い替えを促すほどの体験の差はないと、Apple自身も考えているはずです。よってパフォーマンスアップを目的としたM2 iPad Airからの買い替えは考えなくてもよさそうです。

 もちろんApple独自の生成AI機能「Apple Intelligence」も、新型iPad Airで利用できます。ただし、M2 iPad Airでも利用できることに変わりはありません。

カメラやUSB Type-Cコネクターなどインタフェースも同じ

 新型iPad Airは背面に1200万画素の広角カメラ、前面には1200万画素のインカメラ(センターフレーム対応)を搭載しています。こちらもM2 iPad Airから変更はありません。

 接続コネクターはもちろんUSB Type-Cを採用しており、トップ(電源)ボタンにTouch ID(指紋センサー)を内蔵しています。スピーカーも横向きの状態で左右に配置されるステレオスピーカーです。

 通信機能はWi-Fi 6Eの無線LANに対応し、Wi-Fi+Cellularモデルは5Gに対応しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月22日 更新
  1. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  2. Apple値上げ後も「2年実質24円」は消えず 4キャリアの「iPhone 17/17e」価格まとめ【7月21日版】 (2026年07月21日)
  3. なぜ「060」携帯番号は18カ月あっても延期になったのか? それでも「慌てる必要はない」現状 (2026年07月20日)
  4. ドコモの「arrows Alpha」、残価変更と割引終了で2年33円→5万9180円に (2026年07月21日)
  5. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  6. 「Pixel 11」は何が変わる? メモリ減少で100ドル前後の値上げも? 出そろったうわさを整理する (2026年07月19日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. ショップとAIで差別化を図る「ドコモの銀行」――住信SBIネット銀行ユーザーからは戸惑いも (2026年07月19日)
  9. 携帯番号に「060」が採用されるワケ 「電話番号とは何か」を歴史とともに振り返る (2024年10月09日)
  10. 次期マイナンバーカードは2029年度中に提供へ、マイナポータルの機能拡張も 重点計画を公表 (2026年07月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー