ITmedia Mobileでは、読者アンケート企画として、スマートフォンでどれだけデータ通信を利用しているかを聞きました。3月18日から26日までアンケートを実施したところ、349件の回答が集まりました。5Gが普及してリッチなコンテンツを利用する機会が増える中、ユーザーのデータ通信量も増加傾向にありますが、読者の皆さんはどれだけモバイル通信を利用しているのでしょうか。
最も多かったのは、「1GB以上5GB未満」の32%でした。その後に「5GB以上10GB未満」の17%が続きます。キャリア(MNO)が提供するプランは大容量や使い放題が主流で、MVNOも20GB以上の中容量〜大容量プランを強化する動きが目立っていますが、実際に使われているのは、まだ小容量が多いようです。「1GB未満」は14%おり、スマホの大半をWi-Fiで通信している人がいることもうかがえます。
一方、「20GB以上30GB未満」は7%、「30GB以上50GB未満」と「50GB以上100GB未満」は6%、「100GB以上」は4%おり、中容量〜大容量のデータを利用する層が一定数いることも分かります。
その他の回答では、「300GB」「400GB前後 ゲームダウンロード、動画流し放し等」「1200GB」「500GB」という人もおり、1TB以上を使う猛者もいるようです。
月のデータ容量が足りなくなった場合にどうしているのかも聞きました。最も多かったのは、「データ容量が不足することはない」の63.2%でした。毎月使用するデータ容量を把握した上で、オーバーしないよう上手に使っている人が多いようです。また、無制限プランを契約していれば、そもそもデータ容量が不足することはないので、「ギガが足りない」というストレスに悩まされることはないでしょう。
次いで多かったのが、「サブ回線を使う」の11.5%でした。今やMVNOを中心に、1000円未満、安ければワンコインで使えるサービスもあり、サブ回線を選びやすい環境が整っています。大手キャリアでは、KDDIが基本料金0円の「povo」を提供しており、必要に応じて「トッピング」という形でデータ通信を購入できます。また、異なるキャリアのサブ回線を持つことで、万が一の通信障害や災害が起きた際のバックアップにもなります。アンケート結果からは、メイン回線とサブ回線を上手に使い分けている人が多いことがうかがえます。
その後に「1Mbps未満の低速だが、そのまま使い続ける」の8.8%が続きます。月のデータ容量を使い切ると、200kbpsや300kbpsなどの低速に制限され、大容量のデータ通信はできなくなりますが、我慢して使い続ける人が意外と多いようです。
「低速でも1Mbps以上なので、そのまま使い続ける」と答えた人は7.4%でした。この仕様は主に、大手キャリアが提供しているサブブランドやオンラインブランドのプランで見られます。低速でも1Mbps程度の制限なら、動画の視聴は厳しいでしょうが、SNSやブラウザを利用する程度なら大きな問題はなさそうです。
その他の回答では、「定期的にデータ使用量を監視しているので足りなくなることはない」「コンビニでデータチャージカードを買う(au)」「その月は使わず月が終わるまで我慢する」「180カ月でいまだ月使用量が1GBを超えたことはない」「段階制のため不足することはない」「容量制限のないプラン」「Wi-Fiレンタルルーター 30日分を購入」などが挙がりました。
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