「Xperia 1 VII」のカメラやオーディオを速攻レビュー Xperia 1 VIとの違いを検証して分かった“進化”(2/4 ページ)

» 2025年05月15日 17時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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静止画撮影で大差はある? 昼間と夜間の都内で撮り比べ

 さて、それぞれの倍率における静止画撮影では、大きな差が見られるのだろうか。昼間に都内へ出向き、2台で撮り比べてみた。0.7xの超広角カメラはゆがみを抑えてきれいな写真を撮影できる。どちらもこの倍率では、大きな差は出なかった。1x、2xと倍率を切り替えてもきれいに品質は担保されていた。広角カメラの4800万画素の中央をクロップし、1200万画素を記憶画素数するため、劣化を極力抑えられる。

Xperia ソニー 比較 0.7xの超広角カメラで撮影。ゆがみを抑えてきれいな写真を撮影できた。画像は左がXperia 1 VII、右がXperia 1 VIで撮影したもの(以下同)
Xperia ソニー 比較 1x……
Xperia ソニー 比較 2xと倍率を切り替えてみたが、品質を落とさずに撮影できた。ここまでは大差がない

 しかし、3.5xではXperia 1 VIIの方がしっかりと手ブレ補正が効いていると実感できた。どちらもビルや看板の文字はディテールがハッキリとして視認できるレベルだが、Xperia 1 VIの作例は右側の電柱がブレてしまい、やや不鮮明な仕上がりになってしまった。

Xperia ソニー 比較 倍率を3.5xに切り替えて撮影すると、Xperia 1 VI(右)では右側の電柱がやや不鮮明になってしまった。一方、Xperia 1 VII(左)は全体的にフォーカスが合いクッキリとした写真だ

 Xperiaの真骨頂といえるのは、Xperia 1 VIIとXperia 1 VIともに7.1xでも鮮明に撮影できることだ。他社製品ではハイエンドモデルでも最大5xの光学相当ズームをうたうものが多い中、Xperiaでは0.7xから7.1xまでは画質劣化がほぼなく品質の高い写真を撮影できる。

Xperia ソニー 比較 望遠端が7.1xとなっているのはどちらも同じだ。この倍率でもXperia 1 VII(左)の方がXperia 1 VI(右)よりも鮮明な写真となった

 10xに切り替えるとデジタルズームになるため、昼間でも違いが見られた。Xperia 1 VIIでは手前の電線や奥にあるビルの看板まで分かる。空やビルの壁面に至るまで肉眼に近いXperia 1 VIIの仕上がりには驚いた。一方、Xperia 1 VIでは全体的に白くなり、電線もやや不鮮明になる。最大倍率の21.3xもほぼ同じ印象だ。

Xperia ソニー 比較 空や壁面が明るく白くなりすぎてしまうXperia 1 VIに比べて、Xperia 1 VII(左)は自然な色味となっている
Xperia ソニー 比較 最大倍率の21.3xではXperia 1 VII(左)がきれいで自然な仕上がりに。デジタルズームながら鮮明になっていることに驚いた

 今度は、同じ場所で夜間の作例を撮り比べてみた。0.7xから2xにかけてはきれいに撮影できるが、違いが分かったのは3.5x以降だ。さすがのXperia 1 VIIでもこの倍率では手ブレ補正がやや緩くなった。Xperia 1 VIではさらに手ブレが目立ち、手前の木々が不鮮明になってしまった。

Xperia ソニー 比較 夜間に同じ場所で撮影したみた。倍率は0.7x
Xperia ソニー 比較 1x……
Xperia ソニー 比較 2xと切り替えても差はほとんどない
Xperia ソニー 比較 差が出てくるのは3.5x以降。Xperia 1 VII(左)でもこの倍率になると手ブレ補正の効果がやや感じられなくなった

 7.5xではXperia 1 VIIの方が看板の文字が鮮明になる。10x、21.3xと倍率を上げていくと、デジタルズームゆえに厳しい結果となった。とはいえ、Xperia 1 VIIは画質劣化があるものの、Xperia 1 VIよりは街灯や看板の文字が鮮明で、色味もより自然だ。ただ、21.3xで看板の文字を確認すると、Xperia 1 VIの方がやや鮮明になった。

Xperia ソニー 比較 夜間における7.5xはきびしい……。辛うじて看板の文字は読める
Xperia ソニー 比較 10xに切り替えると塗り絵っぽさが増す
Xperia ソニー 比較 最大倍率の21.3xではXperia 1 VI(右)の方がやや鮮明になった

 とはいえ、日常生活で10xや21.3xを利用し、極端に遠くの被写体を撮影することはほとんどない。0.7x〜7.1xの光学域の方が活用しやすそうだ。特に、望遠レンズでのマクロ撮影を行える「テレマクロ」の機能は、Xperia 1 VIIでも健在で「撮影する楽しさ」がある。テレマクロで被写体との距離を数cmと保ちつつ、大きく撮れるため、花や昆虫に寄って撮りたい、という場合に役立つ。

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