炎上した「カブアンド」がロゴ変更 「社長に『X、盛り上げてね』って言われた」と明かす “中の人”が発信か

» 2025年06月20日 17時15分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
かぶあんど カブアンド 「カブアンド」のイメージ

 「本日…カブアンドから…はじめての株主が生まれました」──そんな文言がX(旧Twitter)に突如ポストされた。投稿主は、2024年に炎上したカブアンドの公式アカウントだ。

69万151人の株主に支えられている カブアンドのXアカウントのロゴは人の顔?

 カブアンドは「『69万151人』の株主さまに支えられ、今日もカブアンドは一生懸命頑張ります。みなさま、本当にありがとうございます。私も、お水を飲んでスマホを使っていたら、人生初の“株主”になっていたので、早速お母さんに自慢しようと思います」と投稿。

 さらに「そんな記念すべき日に、カブアンド公式Xもリニューアル」とし、「株もビジネスも限りなく初心者の私ですが、社長に『X、盛り上げてね』って言われたので、頑張りたいと思います」と続けた。

 なお、カブアンド公式Xアカウントのロゴにも変化が見られる。以前は「カブ」という文字がそのまま使われていたが、現在のロゴは「KABU&」の文字が、人のようなシルエット──洋服を着た人物や、顔にも見えるデザイン──にアレンジされている。

 カブアンドの“中の人”による発信であることをより印象づける狙いがあるのか、それとも“株主=人”を象徴しているのか、詳細は明かされていないが、リニューアルを機にブランドイメージも柔らかく、親しみやすい方向へシフトしているような印象を受ける。

カブアンドは2024年に炎上 発端はモバイルサービスのトラブル

 カブアンドは、実業家・前澤友作氏が2024年11月20日に開始したサービス。でんき・ガス・モバイル・インターネット(ひかり)・ウォーターサーバー・ふるさと納税の利用に応じて、同社の未公開株と交換可能な電子チケット「株引換券」を付与するのが大きな特徴で、サービス開始からわずか20日間で会員数100万人を突破した。

かぶあんど カブアンド カブアンドの概要。株とインフラサービスを1つのパッケージにしたようなサービスで、電気やモバイル通信などのサービス利用料金に応じて、株がもらえるようなイメージだ
かぶあんど カブアンド サービス提供開始後、「一部のお客さまにてモバイル通信が一時的にご使用できない状態が発生している」などと案内していたカブアンド公式Xアカウント(@kabuand_jp)

 このサービスのうち、モバイル通信に特化したMVNO「KABU&モバイル」では、申込の集中によりSIMカードの配送遅延や回線切替時の不具合が発生。これを受けてユーザーから批判が相次ぎ、X上で炎上する事態となっていた。

カブアンドってどんなサービス?

 炎上したカブアンドとは、具体的にはどのようなサービスなのか、前澤氏による解説ポスト全文は以下の通り。

 カブアンドのことをまだよく知らない方向けにあらためて簡単に説明します。

 すでに利用いただいている将来の株主のみなさんは、このポストが多くの方の目に触れるようリポストの協力をお願いします。

── カブアンドの基本コンセプト

前澤氏 サービスを利用したら株がもらえます。証券口座や大きな軍資金は必要ありません。電気・ガス・モバイル通信・ネット回線・ウォーターサーバー・ふるさと納税など、すでにみなさんが利用中のサービスを、カブアンドのものに切り替えるだけで、その利用額に応じてカブアンド社の未公開株がもらえます。

── ポイントとの違いは?

前澤氏 他社でもらうポイントは1ポイント1円のままですが、カブアンドでもらった株は、その後の会社の成長次第でその価値が変動する可能性があります。

── 儲かるの?

前澤氏 カブアンド社の事業が成長し、お持ちの株の価値が上がれば儲かる可能性があります。逆に、事業が成長せず、株の価値が下がれば損する可能性もあります。

── 何が新しいの?

前澤氏 みなさんがサービスを利用すればするほどカブアンドの事業が成長し、お持ちの株の価値が上がる可能性が高まるので、企業と利用者の利害が一致し、共に「会社」や「経済圏」を育てていくメリットが生まれます。利用者自らが参加できるRPG(ロールプレイングゲーム)のように楽しめるのも特徴です。

── もらえる株の特徴やリスクは?

前澤氏 カブアンドがお渡しする株は「未公開株」ですので、株が上場するまで売却しづらかったり、議決権がなかったりします。上場すると、簡単に売却できるようになり、議決権も付与されます。

── 上場はいつ?

前澤氏 カブアンド社は2027年12月末までの上場を目指しています。(上場を保証するものではなく、経営状況や市場環境によっては実現しない可能性があります)

── 株の買取保証って?

前澤氏 2027年12月末までに上場できなかった場合、その時の時価などで、希望者から株を買取ります。(詳しい条件は目論見書をご覧ください)

── カブアンドの将来目標は?

前澤氏 もちろん事業を成長させていくことが目標ですが、それだけではなく、「国民総株主」をテーマに掲げています。多くの方が株を持ち、会社のオーナーになることで、主体的に経済に参加しながら、その利益の一部を享受する。そんな社会の実現を目指しています。

── どんな人におすすめ?

前澤氏 電気代やスマホ料金など、生活コストを支払うなら、ポイントより株の方が楽しそうと思える方。株式投資や未公開株の可能性に興味がある方。会社や経済圏を大きく育てていくRPG的なゲームを楽しみたい方。

 まとめると、カブアンドは「日常の支払いが株になり投資になる」サービスです。

 もちろんリスクはありますし、上場の成否も保証できるものではありません。

 それでも、「自分たちが使うサービスを自分たちで育てて、自分たちの資産にする」という考え方は、今までとは違うゲームのようなワクワク感を与えてくれるものだと思っています。

 ご興味ある方は、ぜひカブアンドのサービスを使ってみてください。株主の一員として、世界に例のない「経済圏」を作っていきましょう!

※カブアンドでは、現在新規のサービスお申し込み受付を一時中断しています。再開時期については、改めてお知らせします。

※カブアンドでの株の受け取りにはサービス利用と株式の申込が必要です。お申込前に当社ウェブサイト内の目論見書をご覧ください。

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