夏本番がやってきた! というか、連日35度前後にまで達する気温によって、通勤通学でリュック(バックパック)を使っている人々には過酷な日々が続いている。そうでなくても年中、汗をダラダラ流している暑がりの筆者にとっては「命にかかわるかも……」と大げさに感じるほどだ。
そんな中、“暑くてもリュック”という人たちの救世主になりそうなアイテムが、「ハンズ(HANDS) バックパック ひんやりパッド」(以下、ひんやりパッド)だ。どのような製品なのか。本当にひんやりを感じられるのか。実際に試してみた。
ひんやりパッドは、リュックの背面(体に接する部分)に取り付けて利用する熱対策グッズだ。ハンズネットストアでの標準価格は2280円だが、記事公開時点では1980円で販売されている。
内部にPCMを封入しているところが最大の特徴で、これによって電源不要で繰り返し“ひんやり感”を得られるようになっている。
PCMは「相変化材料」と呼ばれるもので、周囲の温度で液体(ゲル状)と固体(いわゆる凍った状態)に変化する素材だ。個体から液体に変化する際に周囲から熱エネルギーを吸収する性質を持つ、潜熱利用の熱対策素子だ。
7度から70度という8段階の固化照準温度があり、ひんやりパッドはその中の28度で固化するタイプのPCMを採用している。
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