米Appleは8月14日(現地時間)、「iOS 18.6.1」と「watchOS 11.6.1」の配信を開始した。このアップデートは、米国での血中酸素濃度測定機能の再設計が目的で、セキュリティ関連の修正は含まれていないようだ。
Appleは血中酸素濃度測定機能を2020年発売の「Apple Watch Series 6」から搭載しており、日本では利用できているが、この機能についてパルスオキシメーターで知られる医療機器メーカーの米Masimoが特許侵害だとしてAppleを提訴した。Masimoは、米国際貿易委員会(ITC)で、この機能を搭載したApple Watchの輸入差し止めを勝ち取り、これを受けてAppleはこの機能の提供を停止した。AppleはMasimoを控訴しており、まだ係争中だ。
アップデートで、Apple Watchで収集された血中酸素濃度データは、ペアリングされたiPhoneで測定・計算されるようになる。米国のユーザーは手首でデータを見ることはできないが、iPhoneのヘルスケアアプリの「呼吸」セクションで確認することができるようになる。
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