AirPods 4対抗の「Galaxy Buds3 FE」9月19日発売 2万1780円でノイキャン搭載、Geminiも使える

» 2025年09月04日 18時30分 公開
[石井徹ITmedia]
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 サムスン電子ジャパンは9月4日、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds3 FE」を2万1780円(税込み)で9月19日に発売する。同社オンラインショップ、楽天市場店、Amazon.co.jp、家電量販店で取り扱う。

Galaxy Buds3 FE Galaxy Buds3 FE

 2023年10月発売「Galaxy Buds FE」の後継機となるエントリーモデルで、上位モデル「Galaxy Buds3 Pro」のブレードデザインを継承。マット仕上げを採用した。ブラックとグレーの2色で展開する。

Galaxy Buds3 FE Galaxy Buds FEのグレー
Galaxy Buds3 FE Galaxy Buds FEのブラック

同価格帯のAirPods 4にない機能で勝負

 2万1780円という価格は、Apple「AirPods 4」(2万1800円)とほぼ同じだ。だがGalaxy Buds3 FEはアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。AirPods 4でANCを使うには2万9800円の上位版が必要になる。

Galaxy Buds3 FE アクティブノイズキャンセリングに対応する

 ANC性能は上位モデルの「Galaxy Buds3 Pro」と同等レベルで、フライト中や電車内の騒音を遮断する。充電ケース底面にペアリングボタンで接続も簡単だ。ブレード部分をピンチやスワイプして再生・停止、音量調整ができる。

Galaxy Buds3 FE ケース底面にはペアリングボタンがある

 前モデルより大型化したスピーカーで低音を強化。イコライザーで音質調整もできる。

 通話機能では、機械学習による「インテリジェント通話」で騒音下でも相手の声が聞き取りやすい。ブレードデザインでマイクが口元に近く、自分の声も届きやすくなった。

Geminiと通訳機能を搭載

 Androidとの連携では、「OK Google」の声かけや本体長押しでGeminiが起動する。スマートフォンをポケットに入れたまま検索や翻訳ができる。

Galaxy Buds3 FE Geminiとの連携機能も搭載する

 Galaxyスマートフォンと組み合わせると、リアルタイム通訳機能が使える。会話モードで対話しながら翻訳でき、リスニングモードではガイドツアーや講義の外国語を理解できる。

主なスペック

 Bluetooth 5.4に対応し、SSC(Samsung Seamless Codec)、AAC、SBCコーデックをサポート。iOSやWindowsなど一般的なデバイスでは、Bluetoothイヤホンとしての基本的な音楽再生や通話機能が利用できる。

Galaxy Buds3 FE ブレードデザインと呼ぶ軸が特徴的なデザインを採用する

 Android 11.0以降の端末では、Galaxy Wearableアプリによる詳細設定やイコライザー調整、Gemini連携が可能だ。Galaxy端末なら、さらにリアルタイム通訳などのGalaxy AI機能もフル活用できる。

 Galaxy端末間のオートスイッチ機能により、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ間で音声を検知して自動で接続が切り替わる。One UI 3.1以降のGalaxyスマートフォン・タブレット、Galaxy Watch4以降で利用可能だ。

 バッテリー持続時間はANC使用時で最大6時間、ケース込みで24時間。ANCオフなら本体のみで8.5時間、ケース込みで30時間の音楽再生が可能だ。通話時間は最大4時間で、ケースを含めると18時間使える。本体重量は5グラム、ケースは41.8グラムと軽量設計になっている。

 IP54等級の防塵防水性能を備え、前モデルから耐久性が向上した。近接、ホール、タッチ、圧力の各種センサーを搭載している。

フラッグシップスマホと同時購入で割引

 サムスン電子は9月4日18時30分から、サムスンオンラインショップで「シルバーウィークキャンペーン」を開始する。Galaxy Z Fold7、Z Flip7、S25 Ultra、S25のいずれかと同時購入で、Galaxy Buds3 FEを含むサムスンオンラインショップ取り扱い製品が割引になる。

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