ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。8月25日〜8月31日の期間は、8月28日発売の「arrows Alpha F-51F」が初登場で首位を獲得した。
同日発売のGoogle Pixel 10シリーズは3機種ともランキング圏外となり、明暗が分かれる結果となった。
arrows Alphaは9万円を切る価格設定にしてDimensity 8350 Extremeプロセッサや12GBメモリ、90W急速充電対応の5000mAhバッテリーなどを備えたモデルだ。コストパフォーマンスの高さが評価されたようだ。
「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」が2位をキープしたが、前週1位だった「iPhone 16(128GB)」は3位に後退した。iPhoneについては発売から時間が経過した「iPhone 15(128GB)」が6位、「iPhone 16e(128GB)」が8位と、より手頃な価格のiPhoneへと需要が分散している様子がうかがえる。
大きな動きを見せたのが5位に登場した「Xperia 1 VII SO-51F」だ。8月27日の販売再開後すぐにトップ5入りを果たした。発売3週目以来のランクインとなる。Snapdragon 8 Elite搭載、ZEISS監修のトリプルカメラなど、ソニーの技術を結集したフラッグシップモデルへの根強い需要が確認できる。
ミッドレンジでは、「AQUOS sense9 SH-53E」が4位を維持している。6万7100円という価格で、Pro IGZO OLEDディスプレイを搭載し、実用性の高さが支持されているようだ。
下位では、「AQUOS wish5 SH-52F」が9位で安定している。2万7500円という低価格ながら、6.6型の大画面や5010万画素カメラを備え、エントリーモデルとして一定の需要を確保している。一方、前週7位だった「AQUOS R10 SH-51F」は10位に後退した。12万1220円という価格帯で、Pro IGZO OLEDやライカ監修カメラを搭載するハイエンドモデルだが、競合機種の新製品投入により順位を下げた形だ。
今回のランキングは、新製品の明暗が際立つ結果となった。arrows Alphaの首位獲得は、国産メーカーの復権を印象づける快進撃といえる。一方でPixel 10シリーズの不振は、Googleブランドであっても人気の分散により浮上できないことを示している。次週以降の巻き返しなるか注目される。
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