KDDIと沖縄セルラー電話は10月3日、型落ちした「iPhone 16」をUQ mobileで発売した。年末のボーナス商戦に向けて、型落ちモデルを投入し、競合であるソフトバンクのY!mobileと足並みをそろえた。
ストレージ容量は128GB、256GB、512GBの3種類で、価格はそれぞれ128GBが14万5400円、256GBが16万9500円、512GBが20万9700円に設定した。高価格帯の最新機種を手に入れやすくするため、端末購入補助プログラム「スマホトクするプログラム」の利用が可能だ。このプログラムを活用すれば、例えば128GBモデルを約2年間利用した後に端末を返却する場合、利用者の実質的な負担額を5万3700円(初回2352円、2回目以降2334円の22回払い)まで抑えることが可能だ。
iPhone 16は、深みのある「ウルトラマリン」や鮮やかな「ティール」、柔らかな「ピンク」に加え、定番の「ホワイト」と「ブラック」を含む5色展開となるベーシックなiPhoneとなる。
プロセッサには、新開発の「A18」チップを搭載。CPU性能は先代比で30%、グラフィックスを処理するGPU性能は40%も高速化した。特にAI処理能力は2倍に向上。さらに、これまでProモデルの専売特許であった、光の反射などをリアルに描写するハードウェアによるレイトレーシングにも対応し、グラフィックス負荷の高い大作ゲームも滑らかにプレイすることが可能となった。
生成AI機能の「Apple Intelligence」も利用できる。サイドボタンなどを通じて起動すると、画面の縁に有機的なアニメーションが表示され、AIが作動中であることを視覚的に示す。利用者の発言や操作の文脈を深く理解し、的確に応答する能力を持つ。
本体側面には、物理ボタンの「カメラコントロールボタン」を搭載し、シャッター機能だけでなく、フォーカスやズーム、露出といった細かな調整を直感的に行える。また、カメラを被写体に向けてボタンを操作することで、写っているものを素早く検索する機能も持つ。アウトカメラは、4800万画素のメインカメラと1200万画素の超広角カメラからなる2眼構成だ。
充電面では、マグネットでアクセサリーを装着する「MagSafe」が25Wの高速充電に対応。ワイヤレス充電規格のQi2も利用できるため、充電時の利便性が向上した。このほか、通信圏外でも人工衛星を経由して緊急SOSを発信したり、メッセージを送受信したりする機能も利用できる。
Y!mobileで「iPhone 16」を9月12日に発売予定 ソフトバンクが案内
iPhone 14/15を値下げ 「iPhone 16」シリーズ発表で変わった全iPhoneの価格一覧
「iPhone 16」シリーズ発表 カメラ専用ボタンや新チップ「A18/A18 Pro」搭載、生成AI「Apple Intelligence」内蔵
「iPhone 16e」と「iPhone 16」は意外と違いが多い 外観やスペックの差をチェック
「iPhone 16e」は何が変わった? 「iPhone SE(第3世代)」とスペックを比較するCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.