povo2.0が「5GB」「30GB」トッピング強化でお得に 長期間トッピングは分割払いに対応

» 2025年10月08日 00時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラーが、povo2.0のトッピングをリニューアルする。

 2025年10月7日から「5GB(30日間)」を1380円で提供する。これまで、30日間の小容量トッピングは990円の3GBを提供していたが、2GB多い5GBを追加した形だ。

 また、これまで期間限定のトッピングとして提供していた「60GB(365日間)」「90GB(90日間)」「180GB(180日間)」を、10月7日から通常のトッピングとして提供する。料金は60GB(365日間)が1万3200円、90GB(90日間)が7980円、180GB(180日間)が1万4880円。

 30日あたりの金額に換算すると、以下の通りになる。

  • 60GB(365日間):5GBで1100円
  • 90GB(90日間):30GBで2660円
  • 180GB(180日間):30GBで2480円
povo 1カ月あたり30GBと5GBに相当するトッピングを強化する

 KDDIはなぜ、このタイミングでトッピングを改定したのか。10月7日に説明会を開き、povoのサービスを運営しているKDDI Digital LifeのCOO、中山理賀氏が説明した。

povo トッピングの利用動向について説明するKDDI Digital Lifeの中山理賀氏

3GBだと足りないユーザーが増加 長期間トッピングも定番化

 まず、5GB(30日間)のトッピングを追加したのは、3GBだと足りないユーザーが増えているから。3GB(30日間)トッピング購入者のデータ利用量は、2025年に平均3.7GBに達しているという。そのため、中山氏によると、3GBを使い切った後は「前倒しで(3GBを)買い足す人」や、「月の予算内で3GB(30日間)と1GB(7日間)を組み合わせて購入している人」もいるそうだ。

 990円で3GB(30日間)と390円で1GB(7日間)を足すと1380円で4GB(37日間)になり、5GB(30日間)と同額になる。1カ月で3GBを超えるデータ通信を利用するなら5GB(30日間)の方が1GB多いのでお得といえる。

povo 3GBユーザーはデータ容量が不足がちだという

 90日間と180日間のトッピングを増やしたのは、長期間トッピングのニーズが増しているため。3GBを30日以上使うユーザーの中で、90日間以上のトッピングを購入する人が2024年4月から2025年8月の約1年半で1.7倍に増えたという。そこで、これまで期間限定で提供していた長期間トッピングを通常トッピングに“昇格”させた。

povo 90日間や180日間の長期間トッピングの利用者が増えている

 長期間トッピングは一見するとお得感が分かりにくいかもしれないが、30日単位のトッピングよりも安くなるよう設定されている。例えば5GB(30日間)は1380円だが、60GB(365日間)は30日換算だと5GBで1100円になる。同様に、90GB(90日間)は2660円で30GB、180GB(180日間)が2480円で30GBに換算されるので、2780円の30GB(30日間)よりもお得だ。

 「長い期間のトッピングは安めに設定している分、安心して使っていただいている」と中山氏は分析する。

povo 通常トッピングの現行ラインアップ。赤枠は今回追加されたトッピング

 povoには365日間の長期トッピングもあるが、「年間で買うと、使う月とそうでない月をうまくコントロールできる」と中山氏はメリットを挙げる。例えば、60GB(365日間)は30日換算だと5GBだが、もちろん毎月5GBに収める必要はない。ある月は10GBを使い、その翌月は1GB、さらに別の月は3GBという具合に使い、年間で60GBに収まればよい。

 月額課金だと、データを超過した月だけ別途チャージしたり、逆に使わない月はデータを余らせてしまったりと非効率な面があるが、povoの長期間トッピングなら、年間を通して無駄なくデータを運用できるというわけだ。

povo 長期間トッピングなら月によってデータ利用量にムラがある人でも効率よく使える

長期間トッピングがペイディの分割払いに対応

 長期間トッピングは30日換算だとお得になる一方で、まとめて払う金額が1万円や2万円を超えるケースも出てくる。そこで、2025年8月1日から、Paidyが提供する後払いサービス「ペイディ」の「6回あと払い」と「12回あと払い」を提供している。

 ペイディの6回と12回のあと払いは、もともと10月31日までの期間限定としていたが、あと払いを始めた8月以降、4月〜7月と比べて1年間トッピングの利用者が16%増えたという。そこで、11月以降も通常メニュー化して6回と12回のあと払いを提供する。

 60GB(365日間)トッピングの場合、12回払いにすれば月額1100円になる。1TB(365日間)は一括だと3万8160円と高額だが、12回払いなら月額3180円に抑えられる。

povo 分割払いを始めたことで、長期間トッピングの利用者が増加した

データ利用増で5GBと30GBを強化 アプリのUIは改定も視野に

 通常トッピングとして提供している2700円の「20GB(30日間)」と、2万4800円の「300GB(365日間)」は、2025年10月29日で販売終了する。2780円の「30GB(30日間)」が定番トッピングとして提供されており、80円の差額なら30GBトッピングの方がお得感が高いといえる。

 今回の改定により、通常トッピングは、30日間で換算すると「3GB」「5GB」の小容量、「30GB」の中容量、「100GB(以上)」の大容量に分けられる。従来のデータ容量は30日換算で3GBと20GBが主流だったが、povoユーザーのデータ利用量も増加傾向にあり、5GBと30GBを強化した。

 大容量帯は今回の改定には含まれないが、通常トッピングとして「300GB(90日間)」を9834円で提供しており、30日あたりだと3278円で100GBとなる。1GBあたりの単価は約32円なので非常にお得だ。

 通常トッピングは整理されたものの、期間限定も含めると、povo2.0では多種多様なトッピングが並び、「どれを選んでいいか分からない」と感じる人も多いだろう。中山氏も「アプリが購買メニューのようになっている」と認める。今後はアプリの改変も視野に入れ、各ユーザーに適したトッピングを提案するような仕組みも検討していくとのこと。

povo 今回の発表内容まとめ

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