米Metaは10月7日(現地時間)、Facebookでのショート動画「リール」関連の新機能とアルゴリズム変更を発表した。レコメンデーションの高度化、友人との対話促進、AI支援探索などで、よりパーソナライズされた動画体験を目指すとしている。
まず、レコメンデーションエンジンの改善により、ユーザーの関心や視聴履歴を学習する速度を向上させた。これにより、ユーザーの好みに即した、より関連性の高いリールが優先して表示されるようになるという。
また、直近の投稿をより早く表示する取り組みとして、ユーザーが視聴している当日に投稿されたリールを、レコメンドとして50%多く表示するようにした。
さらに、「興味なし」機能やコメントの報告機能により、見たくないコンテンツをシステムが学習し、推薦精度を高める仕組みも導入した。
リールの保存機能も改良し、気になるリールや投稿を1カ所に集めて簡単にアクセスできるようにした。
一部のリールにはAIを活用した類似コンテンツの探索提案が組み込まれ、リールプレーヤー内から離れることなく興味あるテーマの関連動画を発見できるようになった。
友人との交流を促す新機能として「フレンドバブル」を導入した。これは、友人が「いいね!」したリールや投稿に、その友人のプロフィール写真が小さな丸いアイコン(バブル)で表示される機能だ。ユーザーはバブルをタップするだけで、その友人とのプライベートチャットをすぐに開始できる。
Metaは、今後もリールのパーソナライズ化を進化させていくとしている。
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