J.D.パワーは、10月8日に「2025年スマートフォン金融・決済連携プラン顧客満足度調査」の結果を発表した。対象は金融/決済連携タイプのスマートフォン料金プランを契約している18〜74歳のユーザーで、調査回答者数は1945人。
本調査は、金融/決済サービスと携帯電話サービス契約を組み合わせてポイント還元や特典を拡大する「金融/決済連携プラン(ポイ活プラン)」の満足度を聴取したもの。調査全体の総合満足度スコアは638ポイント(1000ポイント満点)で、前年調査(639ポイント)から大きな変化は見られなかった。
年代別では若年層(18〜39歳)が前年比+14ポイントの664ポイントとなり、特に「プラン内容の説明/案内」ファクターでの向上が見られた。これは各社のポイント還元や特典の適用条件に関する説明や案内が改善されたことに加え、若年層で特典の仕組みや適用条件に対する理解が進んだことが背景にあると考えられる。
携帯電話会社やそのグループ会社が提供する各金融関連サービス(クレジットカード、銀行/ローン、証券、保険)の利用状況を確認すると、ゴールド以上の上位クレジットカードの利用者は前年から増加傾向にあるものの前年から+8ポイントの21%に。他の金融サービスも銀行が2割前後、証券が1割前後という事業者も見られ、利用の広がりは限定的であることが伺えた。
顧客満足度1位はNTTドコモで「使用可能データ容量/通信速度」「金融/決済特典のよさ」「プラン内容の説明・案内」「各種キャンペーン/適用割引」の全4ファクターで最高評価を獲得。2位はau、3位はソフトバンクとなった。
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