ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。9月29日〜10月5日の期間は、「iPhone 17(256GB)」が初の首位に躍り出た。
9月19日の発売以来、iPhone 17シリーズが上位を席巻している状況は変わらないが、その主役は「iPhone 17 Pro(256GB)」だった。今回Proモデルが2位に後退し、代わって標準モデルが1位を獲得した。発売直後の上位モデルへの需要が一巡したことを示している。
iPhone 17の256GBモデルが首位を獲得した背景には、15万2900円という価格設定が影響していると考えられる。iPhone 17 Proの256GBモデルが21万4940円であることを考えると、約6万円の価格差は決して小さくない。iPhone 17は6.3型の大画面化と120HzのProMotionディスプレイを搭載し、カメラも48MPのデュアルカメラシステムを採用するなど、標準モデルながら十分な高性能を実現している。多くのユーザーにとって、この性能と価格のバランスが魅力的に映ったのだろう。
一方で目を引くのは、前世代のiPhone 16(128GB)が3位に浮上したことだ。iPhone 16は60Hzディスプレイではあるが、Apple Intelligenceにも対応しており、価格も手頃感がある。iPhone 16時代に長らくiPhone 15がランキング上位を占めてきたように、併売され続けることになるだろう。
4位には「iPhone 17(512GB)」がランクイン。5位と6位には「iPhone 17 Pro Max」の512GBモデルと256GBモデルが初登場でランクインした。Pro Maxモデルは6.9型の大画面と最大8倍の光学品質ズームなど、最上位モデルならではの魅力を持つ。例年Pro Maxモデルは発売当初は供給が滞りがちになるため、このタイミングでのランクインとなったのだろう。
一方で、前週3位だった「iPhone Air」はトップ10から外れた。薄型設計のiPhoneという目新しさから求めるユーザーの動きはいったん落ち着いたようだ。
中位以下では、7位に「Galaxy S25 SC-51F」の256GBモデルが前週5位から2つ順位を下げながらもトップ10にとどまった。12万1440円という価格設定で、Android派のユーザーから一定の支持を得ている。9位の「AQUOS wish5 SH-52F」は2万2000円という手頃な価格で、エントリーモデルとして安定した人気を保っている。10位の「arrows Alpha F-51F」は8万9540円で、国産スマートフォンとして一定の存在感を示している。
次週には折りたたみスマホの「motorola razr 60d M-51F」やソニーの低価格モデル「Xperia 10 VII SO-52F」の発売が予定されている。iPhoneが上位を席巻する状況下でどこまで食い込めるかが見どころだ。
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