eSIMのクイック転送では、無料でeSIMの転送、物理SIMからの切り替えが行えますが、MVNOなどでは切り替えや再発行に手数料がかかることもあります。
以下、主なキャリアについて手数料を調べてみました。
MNO各社は、オンラインでは基本的に無料でeSIMへの切り替えや、eSIMの再発行が行えます。また、iPhoneのクイック転送を利用する場合も無料となっています。これに対してMVNOはかなりバラつきがありますが、eSIMの再発行にも手数料がかかるのが一般的。これはMVNOからMNOに対してプロファイル発行の手数料がかかるためです。
なお、ソフトバンクのeSIM再発行には注意が必要です。eSIM再発行とはeSIMプロファイルを誤って削除してしまった場合などに、新たにeSIMプロファイルを発行してもらう手続きです。基本的には同一端末での利用が想定されていますが、物理SIMを他の端末に差し替えて使えるように、eSIMも他の端末に対して再発行してもらうこともできます。
この操作も、ソフトバンク以外のMNOは無料(当面無料)で行えるのですが、ソフトバンクでは、同社が販売していない端末にeSIMを移行するのも機種変更扱いとなり、機種変更手数料の3850円(店頭では4950円)がかかります(関連リンク)。
ただし、少々ややこしいのですが、ソフトバンクでもiPhoneのクイック転送を使ってeSIMを他の端末に移せば、無料となります。また、一部のAndroidスマートフォンでは、AndroidのeSIM転送を利用でき、その場合も手数料は発生しません(関連リンク)。機種変更先がiPhoneの場合でいうと、Android端末からソフトバンクのiPhoneにeSIMを転送すると機種変更手数料が発生します。
非常に便利なクイック転送ですが、iPhone以外でもPixelやGalaxyなどの一部Androidでも利用できます。ただ、現状ではiPhoneからiPhone、AndroidからAndroidへの転送しかできません。
iOS 26では、AndroidからiPhoneへの転送もサポート、Android 16のPixel 10シリーズでもiPhoneからのSIM転送をサポートしているとのこと。ただし、どちらも日本のキャリアが未対応なのでいまのところ利用できません。
eSIMのクイック転送は、キャリアに連絡する手間もなく、手軽にeSIMを他の端末に移すことができます。新端末を使い始めたものの、何かの理由で旧端末にSIMを戻さなければならなくなった場合などにも重宝する機能です。プラットフォームを超えて転送が可能になるとさらに便利になるので、日本のキャリアが早期に対応してくれるのを期待したいところです。
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