動画配信サービスU-NEXTは11月18日、新たなMVNOサービス「U-NEXT MOBILE」を提供すると発表した。10月1日に開始した「Rakuten最強U-NEXT」に続く「モバイルsetプラン」の第2弾で、動画視聴と通信サービスを一括で利用できる点を売りにしている。サービス開始に合わせ、最新端末が当たるSNSキャンペーンの詳細も明らかにした。
U-NEXT MOBILEは、月間のデータ使用量が比較的少ない利用者を対象にしたプランで、毎月20GBのデータ容量を付与する。U-NEXTの月額プラン利用者に毎月付与される1200ポイントを通信料に充当できる仕組みを採用し、通信サービス部分の実質負担は月額300円程度となる。U-NEXTの視聴料金と合わせると総額は2489円で、Rakuten最強U-NEXTより安価に設定されている。U-NEXTはこの新プランについて、動画視聴と通信の両方を効率的に利用したい層に向けて訴求する構えだ。
10月開始の「Rakuten最強U-NEXT」と比べると、「U-NEXT MOBILE」は料金が安く、月20GBでデータ利用が少なめの利用者向けとなる。さらにU-NEXTの月額プランでもらえる1200ポイントを通信料に充当でき、通信サービスの実質負担は月300円程度に抑えられる加入手続きでは、オンラインで本人確認が完結するLIQUID eKYCを用いる。これはLiquidが提供するオンライン本人確認サービスで、生体認証や画像処理技術を活用し、手続き途中の離脱や撮影失敗を減らすと同時に、不正書類の判別精度を高めている点を特徴とする。偽造書類を使った契約や第三者のなりすましが問題視される中、U-NEXTは同サービスの採用により、安全性を損なうことなく手続きの利便性も確保すると説明する。
サービス開始を記念したSNSキャンペーンでは、Google Pixel 10 Pro Fold、Xperia 1 VII、OPPO Reno13A、iPhone 17 Proのいずれかが当たる企画を実施する。応募はU-NEXTの公式Xアカウントが投稿するハッシュタグ企画から受け付けるとしており、新プランの認知拡大を図る狙いがあるようだ。
一方で、通信面では懸念点も残る。U-NEXT MOBILEはドコモの回線網を利用するが、ドコモのデータ通信を巡っては2023年頃から一部ユーザーの間で“パケ詰まり”が指摘され、SNS上で不満の声が続いていた。これに対し、ドコモは改善に向けた投資を拡大し、2024年には300億円を前倒しで投じて重点エリアの強化を進めた。全国約2000カ所の通信環境や鉄道沿線で基地局の最適化を図り、大規模イベント会場ではアンテナ交換も実施するなど、具体策を明らかにしている。
動画配信と通信を組み合わせたサービスでは安定したデータ通信が不可欠となる。U-NEXT MOBILEが利用者の支持を広げるには、回線を提供するドコモの通信品質がどこまで改善されるかが重要な鍵を握る。U-NEXTとしては、手頃な料金設計とオンライン完結の手続きで利用者層を広げつつ、回線品質に対する不安をどこまで払拭できるかが今後の焦点となる。
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