今日から始めるモバイル決済

「au PAY」、通信障害時も支払い可能に 「オフラインコード支払い」機能提供

» 2025年12月01日 13時25分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 KDDIとauペイメントは12月1日、スマホ決済サービス「au PAY」で、端末がネットワークに接続できない状況でも店頭で支払いができる「オフラインコード支払い」機能の提供を始めた。地下や屋内施設の奥まった場所のように電波が届きにくい環境に加え、イベント会場や駅構内の混雑時、さらには通信障害の発生時でも決済が可能になり、ローソンをはじめとしたコンビニ、ドラッグストア、スーパーマーケットなどで利用できる。対象店舗は今後順次拡大する予定で、同社は日常から緊急時まで決済手段としての安定性を高める方針を示した。

auPAY オフライン決済 KDDIとauペイメントは12月1日、スマホ決済サービス「au PAY」で、端末がネットワークに接続できない状況でも店頭で支払いができる「オフラインコード支払い」機能の提供を始めた

 本機能は、通信状態が悪い際にau PAYアプリのホーム画面に案内が表示される仕組みで、利用者が「オフラインコード支払い」画面を開き、表示されたコードを店側が読み取ることで決済が完了する。店頭に掲示されたQRコードを利用者が読み取る方式は使えず、あくまでアプリ側から提示するコードのみが有効となる。事前の設定や特別な手続は不要で、端末がオフラインにある状況でもアプリを起動すれば利用できる。

 加えて、取得済みクーポンや「たぬきの抽選会」のようなポイント企画、残高不足時のオートチャージといった普段から利用できる機能の多くが維持され、オンライン時と同等の利便性を確保した。決済完了後のアプリ上の表示は通常時と異なる場合があるものの、会計そのものは支障なく進められ、利用者が通信環境に左右されない形で支払いを行える点が大きな特徴になる。

auPAY オフライン決済 オフラインコード支払い機能の画面

他社の動向とオフライン決済の広がり

 オフライン決済は近年、主要なコード決済サービスが導入を進めており、国内ではPayPayが2023年7月に「オフライン支払いモード」を初めて提供した。その後、同年12月には決済回数や上限額を緩和し、1回あたりの上限額を5000円から5万円へ、過去24時間の利用回数を2回から5回へ引き上げた。過去30日間の上限回数は10回のまま据え置いたが、日常利用の実用性を高める内容となった。

 2025年1月には、NTTドコモの「d払い」もネットワーク非接続環境での支払いに対応した。支払い方法は「dカード」からの支払い、電話料金合算払い、d払い残高の3種類で、過去24時間の利用上限は5回、過去30日間は10回までとなる。決済完了通知を表示しない仕様や、キャンペーン適用範囲の制約など、オンライン時とは一部異なる条件が設けられているが、通信環境に左右されず会計ができる点で利便性が向上した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月28日 更新
  1. X Pro(旧TweetDeck)が月額6080円の最上位プラン限定機能に プレミアム(月額918円)から除外で大幅値上げ (2026年03月27日)
  2. 楽天モバイルのルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」レビュー:通信速度はどう? 他社のeSIMで使う方法も解説 (2026年03月27日)
  3. 【ワークマン】2900円の「コーデュラ ワイドオープンリュックII」 大きく開くダブルファスナーが便利 (2026年03月27日)
  4. ダイソーで550円の「充電式LEDライト」はコスパ“ぶっ壊れ” デジタル表示&USB Type-C対応で日常使いにピッタリ (2026年03月27日)
  5. X Pro(旧TweetDeck)に代わる新ツール、1〜2週間以内にリリースか 製品責任者が言及 (2026年03月27日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. Googleが「ググる常識」を捨て、検索に「AIモード」を追加 何がどう便利に? (2025年05月21日)
  8. ファミマ、シチズン共同開発の「腕時計」発売へ 1998円で10気圧防水、ファミマカラーがアクセント (2026年03月26日)
  9. ファミマ、全国1.6万店舗にセブン銀行ATMを導入へ 26年春から順次設置、独自デザインに (2026年03月27日)
  10. Google「検索Live」を提供開始 カメラと声で直感的に探せる 日本を含む200以上の国と地域で (2026年03月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年