KDDIとナビタイムジャパンが、歩行者向けナビゲーションアプリのauナビウォークにおいて、AIによる自然な言葉でのルート案内機能を始めた。アプリ内のルート検索結果画面に追加されたAIルート案内ボタンを押すことで利用でき、従来の経路表示とは異なる、行動の流れに沿った説明を提示する点が特徴になる。単に乗り換えや所要時間を示すのではなく、実際の行動順に沿った、まるで人が口頭で示すような案内を表示することで、移動時の迷いを減らす狙いがある。
KDDIとナビタイムジャパンは、auナビウォークにAIが自然な言葉で道順を示す新機能を追加した。ボタン1つで、従来の経路図ではなく、人が口頭で教えるように行動の流れに沿って案内するのが特徴だ。乗り換えや時間だけでなく具体的な移動手順を示し、利用者の迷いを解消するKDDIはAI技術を通信サービスと組み合わせる取り組みを継続しており、今回の機能もその一環になる。画面上に示される案内文は、区間ごとに必要な動作や方向を自然な文章でまとめており、初めて訪れる土地での移動や、複数路線をまたぐ乗り換えが続く場面でも、直感的に理解しやすい構成になっている。特に遠方への出張や旅行で複雑な移動が続く場合に力を発揮し、駅構内の移動や乗換路線の把握など、従来の地図とテキスト情報だけでは判断しづらかった場面での不安を和らげると説明している。
さらに、auナビウォークは全国のバスデータを広くカバーしている点も特徴であり、今回のAIルート案内は鉄道に限らず、路線バスやコミュニティーバス、高速バスの利用時にも活用できる。都市部だけでなく地方エリアでの移動においても、利用者が複雑な経路に戸惑いにくいよう設計されている。AI案内の文章は操作の負担を抑えるため、ワンタップで通常のルート検索案内に切り替えることができ、混雑予測や鉄道運行情報、ドアの開閉方向、バス接近情報といった詳細な情報を確認したい場合にも従来通りの表示に戻せる。
今回の発表で特に注目すべきは、衛星通信サービス「au Starlink Direct」への対応だ。衛星通信により、従来は圏外となりやすかった山間部や観光地でもルート案内表示が可能になる。空が見える環境であれば衛星通信のデータ接続が行える。地図データの取得やルート情報の確認が難しかった場所でも、AIがまとめた案内文を確認しながら移動でき、電波状況に依存しない利用スタイルを実現するという。
auナビウォークは地図表示や乗換案内、地点検索、周辺検索などの機能をまとめ、移動に必要な情報を一括で扱えるトータルナビゲーションアプリとして展開してきた。音声ナビゲーションにも対応し、利用者が初めて訪れる場所でも迷いにくい設計に力を入れてきたが、今回のAIルート案内の追加によって、新たな利便性が加わった格好だ。
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