新感覚の折りたたみ「HUAWEI Pura X」レビュー 開くとまるで“ファブレット”のサイズ感、動画も大画面で楽しめる(2/2 ページ)

» 2026年01月04日 13時00分 公開
[佐藤颯,ITmedia]
前のページへ 1|2       

カメラは3眼+スペクトルセンサーを搭載 折りたたみ機構を生かした撮影も

 Huawei Pura Xのカメラ性能はどうだろうか。カメラ構成は5000万画素のメインカメラ(RYYB配列)、4000万画素の超広角カメラ、800万画素の3.5倍望遠カメラを備える。これに色波長を捉えるスペクトルカメラを備えた4眼構成を採用している。

HUAWEI Pura X アウトカメラは3眼+スペクトルセンサーで構成される
HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X

 何枚か撮影してみたところ、Huaweiらしく色再現は自然で、夜景も明るく描写される。暗所ノイズも抑えられており、AI補正が過剰になりすぎない点は好印象。望遠レンズも折りたたみ端末としてはしっかりしており、風景やポートレートの撮影にも対応できる。

HUAWEI Pura X
HUAWEI Pura X

 暗い場面でもRYYB配列のセンサーできれいに撮影できる。この配列は通常の配列のセンサーよりも暗所では最大40%多くの光を取り込めるとしており、センサーサイズの大型化が難しい折りたたみスマホとは相性がよい。

 折りたたみ構造を生かし、被写体をテーブル上に立てて撮影する「ハンズフリー撮影」もできる。フレックスモードで三脚を使う必要がなく、外画面をプレビューとして使えるため、自撮りにも便利だ。

HUAWEI Pura X 半開きにすると、端末を固定して撮影できる

挑戦的で完成度の高い“第三の折りたたみ”「ファブレットの後継」になるか

 HUAWEI Pura Xは、折りたたみスマホの新たな方向性を示す1台だ。従来のFold/Flip路線では得られなかった横方向のワイド感を実現し、コンパクトながらも動画視聴や書籍の閲覧といった日常シーンをより快適に楽しめた。

 昨今のコンテンツ消費という意味では最も適した折りたたみスマホの形であり、横幅91.7mmというサイズからも、Xperia Z Ultraをはじめとしたかつてのファブレットの後継機種だといっても差し支えない。

HUAWEI Pura X Pura Xは「ファブレットスマホを折りたたむとこうなる」を示してくれた

 完成度の高いデザインや軽快な操作性、期待を裏切らないカメラ性能などはHuaweiが培ってきた技術の集大成ともいえる。こんな奇抜なスマホの第1世代ながら、端末のハードウェア、ソフトウェアの完成度は非常に高い。ただし、HarmonyOSのアプリ環境は中国以外の地域での使い勝手に制約がある点は留意したい。

 それでも、このPura Xが提示する「新しい縦折り」という解は、今後の折りたたみスマホの市場に新しい風を吹き込む存在であることは間違いない。Huaweiだけに限らず、今後もさまざまなメーカーからこのフォルムの折りたたみスマホが登場することを期待したい。

著者プロフィール

佐藤颯

 生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。

 スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月28日 更新
  1. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  2. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  3. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  4. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  5. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  6. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  7. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  10. iPhone Duoではなぜか「指紋認証」が復活――カメラのアンダーディスプレイ化でダイナミックアイランドはどうなる? (2026年09月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー