独断と偏見で選ぶ2025年の「ベストバイスマホ」5選 薄さと3つ折りに衝撃、フォルダブルが豊作の1年だった(1/2 ページ)

» 2025年12月31日 10時00分 公開
[佐藤颯ITmedia]

 2025年も多くの機種が販売された。今回も筆者の独断と偏見で選ぶ、購入してよかった「ベストバイなスマートフォン」を、ランキング形式で5つ紹介したい

第5位:日本のリコーと組んだカメラスマホ「realme GT8 Pro」

 第5位はrealmeの最新モデル「GT8 Pro」だ。Snapdragon 8 Elite Gen 5を採用する同社のフラグシップであると同時に、カメラのチューニングを日本のRICOH(リコー)と提携したことが記憶に新しい。

 本機種のカメラはリコーのコンパクトデジタルカメラ「GRシリーズ」のチームと共同でチューニングした。「GRモード」という40mm相当の画角で切り抜き、スナップシューターとして名高いGRシリーズのような写りを簡単に再現できる。

 本機種の選出理由として、日本メーカーのリコーと組んだrealmeの「新たな挑戦」を評価したい。XiaomiとOPPOは欧州の老舗カメラメーカー、ライカとカメラをチューニングしており、高く評価されている。realmeは比較的廉価な機種が中心となるが、今回はカメラでの撮影体験に重きを置き、リコーとの提携に至った。

 そんなリコーもかつて、高性能なモバイルカメラ機器(主にスマホ)を評価し、基準をクリアしたものを「GR certified」として認定し、スマホメーカーもこれをお墨付きにして販売していた。こうした背景もあり、かつてのシンパシーを感じる製品だった。今後のグローバル展開で「Xiaomiライカ」「OPPOハッセルブラッド」に次ぐ、「realmeリコー」として認知されてほしい。

realme GT8 Pro realme GT8シリーズは2025年発売のフラグシップライン
realme GT8 Pro 基本性能も高く、5000万画素のメインカメラの他、2億画素のペリスコープ式望遠カメラも備える
realme GT8 Pro
realme GT8 Pro
realme GT8 Pro GR譲りのチューニングでスナップシューターとしては圧巻の写りを見せる。日本でも販売してほしいくらいだ

第4位:ゲーム機能に振り切ったミッドレンジスマホ「OPPO K13 Turbo Pro 5G」

 第4位はOPPOが中国やインドで販売しているOPPO K13 Turbo Pro 5Gだ。中国向け価格は4万円台からのミッドレンジだが、驚いたのは「潔さ」を感じる振り切り方である。

 本機種は日本でいうPOCO F7と競合する機種。POCOが「コスパ重視の普通のスマホ」とする中、OPPOはゲームに特化した構成で差別化を図った。その最たる部分が空冷ファンだ。この空冷ファンはIPX8の防水機構を有しており、この手の端末が抱えた防水性能の確保という課題を解決してきた。端末の中を空気が流れるのに防水機構を備えたある種の「変態要素」もしっかり兼ね備えた。

 本体は紫のカラーリングはアクセントカラーを含めて「エヴァ初号機」のようなたたずまい。カメラを1つ廃してまで取り付けた空冷ファンとリングライトが目を引く。

 ソフトウェアでもゲーム時のフレーム補完、アップスケーリングにしっかり対応する。機能面、デザイン面を含めて、まさに廉価版ゲーミングスマホという立ち位置を勝ち得た製品だ。高性能なコスパ路線のスマホはOnePlusブランドで出ることが多いが、本機種は普及層を狙って「OPPOブランド」で市場へ投入している。こうした点からも異端な端末だと感じた。

 プロセッサはSnapdragon 8s Gen 4を採用し、メモリは最大16GB。ストレージも512GBを用意。バッテリー容量も7000mAhと大容量ながら、価格も4万円からという低価格にも驚き。プロセッサの異なる姉妹モデルなら3万円台からという衝撃も含めて印象に残った。

OPPO K13 Turbo Pro 5G OPPO K13 Turbo Pro 5G。まるでエヴァ初号機のような特徴的なカラーも用意する
OPPO K13 Turbo Pro 5G 上側にあるメインカメラの下に防水機構を持つ空冷ファンを備える
OPPO K13 Turbo Pro 5G ソフトウェアもゲーミングに特化した機能がいくつか備わる

第3位:世界最軽量フォルダブルの「Galaxy Z Fold7」に衝撃を受けた

 第3位にはサムスンの最新折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold7」がランクイン。従来のバータイプ(一般的なスマートフォン)と変わらない厚さ、重量に仕上げたことに衝撃を受けた。

 その厚さは4.2mmと極薄だ。折りたたんでも8.8mmに抑えており、もはや普通のスマホと比較しても大差のない領域にたどり着いた。「iPhone 17 Pro Max」が8.75mm、「Galaxy S25 Ultra」が8.2mmであることを踏まえると、閉じた状態の感覚は普通のスマホと何ら変わらない。

 加えて重量も215gに抑えた。これはこのタイプのスマホとしては世界最軽量であり、従来モデルよりも20g以上の軽量化を実現している。こちらもiPhone 17 Pro Maxが233g、Galaxy S25 Ultraが218gを踏まえるとかなり軽量であることが分かる。

 筆者も初めて実機を持ったときには思わず笑みがこぼれてしまった。国内外問わず多くの折りたたみスマホを触ってきたが、この薄さと重量感には驚く他なかった。

 デバイスとしては6.5型のカバー画面、8型のメイン画面を備える構成で、他メーカーに合わせる形で従来よりも大型化した。加えて、カメラ性能も2億画素のメインカメラとし、プロセッサもSnapdragon 8 Elite for Galaxyを採用するなど性能面も大きく向上。

 S-Penへの非対応、UDC(アンダーディスプレイカメラ)の廃止といった惜しい部分こそあれど、トータルとしては従来機種ユーザーの不満点をしっかり解消し、ウルトラなスペックとなった点は大きく評価したい。

Galaxy Z Fold7
Galaxy Z Fold7 Galaxy Z Fold7は4.2mm、閉じて8.8mmと普通のスマホ並みに薄型化を果たした
Galaxy Z Fold7 展開時の画面も大型化し、従来よりも使いやすくなった
Galaxy Z Fold7 日本ではソフトバンクでの取り扱いも印象的だった
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