エックスモバイルは、通信サービスの利用量に応じてビットコインポイントを付与するWeb3通信サービス「HORIE MOBILE 2.0」の提供を開始した。本サービスは、これまでの通信が担ってきた単なる接続手段としての役割を超え、次世代のネットワーク環境であるWeb3を見据えたものである。利用者が日常生活で通信インフラを使用することを通じ、ビットコインをより身近な存在として感じられる環境を構築することを目的としている。
これまでの通信サービスは、毎月の家計において支払うだけの固定費、すなわちコストとして捉えられる側面が強かった。しかし、HORIE MOBILE 2.0では、通信そのものが新しい価値を生む仕組みを導入している。具体的には、毎月のデータ通信量や月額基本料金の支払いに応じて、独自のポイントが利用者に付与される。このポイントは将来的にビットコイン等への交換を見据えたものであり、特別な知識や複雑な手続きを介さずに、日常の延長線上で暗号資産の入り口に触れる機会をユーザーに提供する。
従来の「HORIE MOBILE」との大きな相違点は、このビットコインポイントの付与システムの実装と、オンライン契約に特化したシンプルな手続きの導入にある。今回の新サービスは、実店舗ではなくオンラインでの申し込みに限定することで、契約の導線を簡略化した。これにより、情報感度が高い層や新しい技術を積極的に取り入れる世代に対し、効率的なサービス提供を可能にしている。
スマートフォン向けの料金プランは、幅広い利用実態に対応するため、1GBから200GBまでの合計8段階が用意された。月額料金は830円から1万978円となっており、付与されるポイントもプランの容量に応じて変動する。例えば、20GBのプランでは月額2480円で2250ポイントが毎月付与される。最小の1GBプランでは750ポイント、最大の200GBプランでは9980ポイントがたまる。回線はNTTドコモのみだ。
一方、モバイルWi-Fi向けのプランでは、990GBという極めて大容量のデータ通信が可能な単一プランが設定された。月額料金は5230円で、毎月4750ポイントが付与される。このモバイルWi-Fiプランでは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4回線に対応しており、利用場所の電波状況に応じて最適な回線を自動で選択する。
たまったポイントについては、バウチャーへの交換やビットコインの取得が可能となる予定だが、その実装時期は2028年1月以降とされている。提示されたポイントの試算は1BTCを1000万円と仮定した場合のものである。エックスモバイルは、通信という日常的なインフラを、単なるコストから価値を生む資産へと進化させることを目指している。
エックスモバイルは、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型技術が注目される中で、通信事業者として新しい通信の在り方を再定義する姿勢を示している。HORIE MOBILE 2.0は、新しい技術や価値観を柔軟に取り入れるユーザー層を主要なターゲットとしており、単なる通信契約の枠を超え、情報提供などの付加価値を継続して提供していく方針だ。
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